12日に開催が迫ったG7=先進7か国首脳会議の科学技術大臣会合。メイン会場の秋保地区や仙台市中心部では関連イベントやG7をイメージした「飲み物」など、歓迎ムードが高まっています。

科学技術大臣会合で何が話し合われるか知ってますか?

仙台市太白区秋保温泉の景勝地「磊々峡(らいらいきょう)」です。G7仙台会合の開催を記念したライトアップイベントが行われています。

TBC

訪れた人:
「すごくきれいで幻想的で良かったです」
記者:
「G7仙台会合では何が話し合われるのか、知ってますか?」
訪れた人:
「科学の・・・何?難しいです」

TBC

メイン会場となるのが、秋保温泉の「ホテル佐勘」。

TBC

日本政府からは、高市早苗担当大臣が出席し、話し合われることは次の通りです。

・インターネットを通じて研究データを公開・共有するオープンサイエンスの推進

・地球規模の課題を解決するための科学技術の国際協力

・研究セキュリティや研究インテグリティの取り組みによる信頼ある科学研究の推進

これらを各国の大臣と議論します。

TBC

仙台でG7の関係閣僚会合が開かれるのは2016年の財務大臣・中央銀行総裁会議以来、2回目です。

おはぎが名物の地元スーパーでは、知名度アップに期待を寄せています。

今回は道路の検問はあるのか?

佐市 佐藤浩一郎社長:
「秋保という温泉地の名前が、世界中に発信されることは非常にいいことだと思います」

TBC

一方で、不安なこともあります。

佐市 佐藤浩一郎社長:
「前回のG7では(道路の)検問がありましたので、期間中はだいぶお客さんが減って売上げも結構落ちた」

佐市 佐藤浩一郎社長

このことに関して、仙台市や警察などで協議した結果、今回の会合期間中は、検問や交通規制は行わないということです。

仙台市中心部でも様々な形でG7を盛り上げています。

おもてなしのアーチが!

緑化フェアのメイン会場には、「G7プランター」が登場。色鮮やかな花々とともに参加国の紹介パネルが展示されています。

TBC

小笠原悠記者:
「仙台駅です。新幹線の改札へと向かうあちらの階段には、大きなアーチが設置され、歓迎ムードを高めています」

TBC

JR仙台駅2階に設置されたのは、高さおよそ3メートル、幅7メートルのアーチです。新幹線の改札側には歓迎のメッセージが書かれています。

G7科学技術大臣会合推進室 大岩美貴子総務企画担当課長:
「仙台の玄関口でもあるし、会合参加者が仙台駅を利用することも想定される。おもてなしの気持ちをアーチに表した」

TBC

青葉区のコーヒー専門店「珈琲まめ坊」です。

TBC

こちらの店もG7と何か関係があるのでしょうか?

G7オリジナルブレンド!

この店では、G7仙台会合をイメージしたオリジナルブレンドを飲むことができます。2種類の豆を使った『Thanks the earth』です。

TBC

珈琲まめ坊 青木まさ江さん:
「科学技術大臣会合なので、キリっとシャープなイメージを持った。興味を持ってくださる方が多い」

珈琲まめ坊 青木まさ江さん

キリッとシャープなイメージでブレンドしたというコーヒー、そのお味は。

小笠原悠記者:
「苦味はそれほどなくスッキリして飲みやすい。おいしいです」

TBC

このオリジナルブレンドは、店主の青木さんがG7仙台の記念グッズ制作を募る市の呼びかけに応募し、4月28日から販売しています。5月14日まで、店内での提供に加え、豆とドリップバッグでも購入することができます。

TBC

珈琲まめ坊 青木まさ江さん:
「仙台で世界が注目する会議があるのは誇らしい。(G7がきっかけで)もっと世界に目を向けるとかコーヒーにも関心を持っていただければと思う」

各地で期待の声が上がるG7仙台会合は、5月12日から14日まで行われます。