宮城県にある陸上自衛隊の王城寺原演習場で、25日から沖縄駐留アメリカ軍による実弾射撃訓練が行われています。その訓練の様子が、26日、地元の住民らに公開されました。

大和、色麻、大衡の3町村にまたがる王城寺原演習場では、25日から沖縄駐留アメリカ軍の海兵隊員およそ220人が訓練を行っています。

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26日は、地元自治体の関係者らおよそ40人に、アメリカ軍が今回の訓練で使用している155ミリりゅう弾砲や小銃などについて説明しました。

色麻町民:
「いま世界でいろんな問題があるが、戦争にならないようなしっかりとした防衛をするための訓練になってほしい」

このあと、実際に実弾を使った射撃訓練が公開されました。

沖縄駐留アメリカ軍・スティッツェル大尉:
「この訓練は海兵隊にとって大変重要です。なぜならこの訓練により、砲撃の習熟度が維持できるからです。安全に関しては、安全かつ正確に射撃するために多くの安全対策を講じています」

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王城寺原演習場での沖縄駐留アメリカ軍による実弾射撃訓練は、沖縄の負担軽減のために、1997年から始まり今回で20回目となります。この実弾射撃訓練は、6月3日までの間にあと6日予定されています。