宮城県登米市にある県長沼ボート場のガソリンの保管方法が、消防法違反の可能性があると外部監査で指摘されながら、県が未だに対応していないことが分かりました。
県などによりますと、登米市にある県長沼ボート場ではモーターボートの燃料のガソリンが、ボートなどが置かれた艇庫で保管されています。ガソリンは200リットル以上保管する場合、貯蔵施設を設置したうえで消防法上の許可が必要で、200リットル未満でも40リットルを超える場合は、市の条例に基づき貯蔵施設の設置と届け出の義務があります。

しかし、県は、2020年度の外部監査で消防法違反の可能性があると指摘された後も対応せず、市が今年2月に確認した際にも条例に違反した状態だったということです。
県は「施設の指定管理者には消防法や条例に違反しないようその都度、購入し保管するよう要請していたと」説明しています。また、「今年度中に貯蔵施設を設置する」としています。
