高校生の授業料支援のため支給される就学支援金について、宮城県工業高校が去年、本来認められるはずの生徒3人の受給資格を認めず授業料を徴収していたことがわかりました。

県教委によりますと、県工業高校が去年7月に行った就学支援金の審査で、本来は認められる生徒3人の受給資格を認めませんでした。この結果、生徒3人から授業料、合わせて30万4200円を徴収していたということです。

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5月、生徒1人の保護者から「他校に通う兄弟は受給資格が認められたが県工業高校で認められないのはなぜか」と問い合わせがあり、全校生徒の認定状況を確認したところ発覚したということです。

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県教委は、「高校の担当者が保護者の所得状況などのデータを申請書のシステムに入力していなかったため」と説明していて、生徒3人の保護者に謝罪するとともに授業料の返還手続きを進めています。