今年7月、宮城県栗原市の若柳小で軽トラックが侵入して児童4人をはねた事件を受け、県教育委員会が県立学校などに向け、県独自の危機管理の手引きを作成しました。不審車両の進入を事前に防ぐことが重視されています。

28日、県教育委員会は、栗原市若柳小に不審車両が侵入した事件を受け、県立学校106校と仙台市を除く34の市町村教委に県独自の危機管理の手引きを通知しました。

具体的な内容としては、ハード面として(1)校門などへのバリケードの設置(2)チェーンやロープによる進入禁止の掲示(3)校門から校舎までの間にプランターなどを置いて、車両の直進を防ぐことが挙げられています。

また、ソフト面では、来訪者の予定を学校側で共有したり、不審車両から避難できる場所を決めるよう示しています。

県教委によりますと、今回の手引では、「不審車両の侵入を事前に防ぐこと」を重視しているといい、県立学校などには、車を含めた不審者対策の強化を求めています。