10兆円規模の大学ファンドを活用して世界トップレベルの研究力を目指す「国際卓越研究大学」について、「東北大学」が最終候補に選ばれました。
東北大学 大野英男学長:
「私たちの思いがアドバイザリーボードに届いたのかなと大変心強く思っています。個々の素晴らしい研究成果から社会的に大きなインパクトがあるところまでを、これまでもやってきて、これからもやってくれるだろうと思っていただけたと思う」

国際卓越研究大学については、国立と私立から合わせて10校が申請し、文部科学省の有識者会議が審査を進めていました。その結果として文科省は、最初の「国際卓越研究大学」に「東北大学」を選定したと発表しました。

認定されると、10兆円規模の大学ファンドの運用益から東北大学に年間100億円前後が最大25年間助成される予定です。
東北大学の学生:
「国からも援助いただけるっていうのは、なかなか素晴らしいし、財産になるんじゃないかなと思います」
「今まで見向きもされなかったような研究が生かされる方向に進んだり、すぐには価値が分からない研究でもお金を使っていった方がいいのかなと思います」

東北大学を選定した理由としては「新たな研究体制の確率に向けて若手の研究者が自由に挑戦できる機会を拡大するための明確な計画が示されている」ことなどが高く評価されたということです。認定は来年度中を予定しているということです。