400以上のグループが参加する国内最大級の音楽祭「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」が9日と10日、4年ぶりに制限なしで開催されました。仙台の街が華やかな音色に包まれました。

今年で32回目を迎えた「ジャズフェス」仙台市内には23のステージが設けられプロ・アマ合わせて416のグループ2960人が参加しました。今年は4年ぶりに参加制限などを設けずに開催され、音楽を聞きながら、アルコールなどを楽しむいつものジャズフェスの光景が戻ってきました。ジャズやアコースティックなど様々なジャンルの音楽が奏でられ仙台の街が音楽で彩られました。

訪れた人:
「音楽がきれいだった」
「大きいバンドから小さいバンドまで、いろんなものが聞けて、音色も違うのでそれぞれ楽しめる。」
10日定禅寺通のステージには、小学生によるバンド「ブライト☆キッズ」が登場。多賀城市を拠点に小学生16人で活動しています。軽快な音楽を響かせ、大人顔負けの演奏を披露しました。

「ブライト☆キッズ」鈴木悠夏さん:
「すぐ目の前にお客さんがいてすごく感動しました」

続いて登場したのは、東京都狛江市から4年ぶりに参加した結成57年目のビッグバンド「イズミスイングオーケストラ」。コロナによる制限がなくなり久しぶりに参加できる喜びを噛みしめながら演奏していました。

「イズミスイングオーケストラ」山本郁夫さん:
「360度お客様に囲まれているようなそんなステージは他にはありませんね。そんな中で演奏ができる日本一のジャズフェスだなと改めて思いました」

主催者によりますと今年のジャズフェスは天候にも恵まれ、2日間で去年より35万人多いおよそ55万人が訪れたということです。