宮城県気仙沼市で17日、全国で初めて海の上にストリートピアノを設置した演奏会が開かれました。公共空間での新たなにぎわい創出を図る取り組みで一帯は優しい音色に包まれました。

海の上にストリートピアノが設置されたのは、気仙沼市の内湾地区です。

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17日は、飛び入り参加を含めおよそ10人がライフジャケットを着用してピアノを奏でました。内湾地区を訪れた人たちも、見ず知らずの人の演奏に耳を傾けていました。

演奏した子ども:
「海の上で弾くなんてやったことないしあまりないので、いい体験になったなと思いました」
「楽しかったです。海の上でピアノが弾けて気持ち良かった」

これは気仙沼市の内湾地区のにぎわい創出を図る社会実験の一環として行われたものです。地区からほど近い市役所が、4年後に内陸部へ移転するのを見据えています。「海上ストリートピアノ」はにぎわい創出の官民組織のメンバーがオーストラリアのシドニー湾の穏やかな海から着想を得て、海の上にピアノを浮かべることを企画したということです。

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気仙沼まちなかエリアプラットフォーム 武山健自さん:
「色んな楽しいことがまるでモグラ叩きのようにどんどん出てくるというようになればいいかなと」

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波穏やかな午後のひと時、一帯は、優しいピアノの音色に包まれていました。官民組織では、好評であれば継続して開催したいとしています。