2021年と22年の地震で大きな被害を受けた仙台城跡の石垣の復旧作業が本格的に始まりました。

仙台城本丸跡北西の石垣は最も被害が大きく、崩れ落ちた大きな石が残されたままとなっています。

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我妻優記者:
「時間の経過とともに崩落した石の周りには、雑草が生えてしまっています。石の撤去がスムーズに進むよう、草刈りを行っています」

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仙台城跡は2021年2月と22年3月の地震で石垣が崩れたり変形したりする被害が出ました。これまで仙台市教委による現地調査などが行われ11月から石の運び出しに向けた作業が始まりました。

仙台市文化財課 鈴木亨係長:
「一個一個が文化財ですので、傷つけないように丁寧に扱わなければならない。耐震を持たせるような施工ができればと思っている」

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また、市は石垣を忠実に再現するために地震前と地震後のデータを重ね合わせ被災状況を確認しています。

仙台市文化財課 鈴木亨係長:
「赤くなった部分が変形、前に押し出されていることを示していて白い部分は変形していないというのが分かる図面」

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復旧費用の総額は10億円にのぼります。市は、10月から2000万円を目標にクラウドファンディングを実施していて、これまでに1000万円を超える寄付が集まりました。

仙台市文化財課 鈴木亨係長:
「できるだけ多くの市民、市外の方に知っていただいて、ご寄付頂くことで仙台城に愛着を持ってもらいたい」

12月上旬からは、崩れた石の運び出しが始まり、石垣の積み直しは来年4月に行われる予定です。市教委は、来年度末の完全復旧を目指しています。

なお、石垣の復旧に向けたクラウドファンディングは12月22日まで行われます。