宮城県南三陸町の養殖ワカメが磯に生息する魚=メジナに食べられる被害が出ています。海水温の上昇により越冬して成長した個体とみられ、今後、温暖化による養殖業への影響が危惧されています。

ワカメに群がるメジナ養殖ワカメの回りを泳ぐ魚。ワカメを食べていたのはメジナです。これは昨年末、志津川湾の養殖いかだに設置した水中カメラで撮影された映像です。去年11月、漁業者から食害の情報提供があり、南三陸町自然環境活用センターなどが調査したところ、メジナによる被害だと分かりました。

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志津川湾でメジナがワカメを食べていることが確認されたのは初めてだということです。メジナは雑食性で、これまで志津川湾では数センチの幼魚は確認されていましたが、10センチを超える個体はほとんど見られませんでした。今シーズンの海水温上昇により越冬して成長した可能性があるということです。

南三陸町自然環境活用センター 阿部拓三任期付研究員:
「今、冬場の水温が例年より5度くらい高めに推移していて、冬を越してしまうと更に大型化して来年の秋口のワカメ養殖に更に大きな被害を出す可能性も出てくる」

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まだ大規模な被害とはなっていませんが、これまでには見られなかった魚による食害が分かったことで、センターは、温暖化による今後の養殖業への影響を危惧しています。