東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市の長面地区に300年以上続く祭り「アンバサン」が11日、行われました。かつて長面地区に住んでいた人たちが、顔にすすを塗り合って無病息災などを祈りました。

石巻市長面地区の大杉神社で行なわれたアンバサンには、氏子らおよそ30人が参加しました。300年以上前から続く祭りで、波が安らかになる「安波(あんば)」が由来とされています。

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神事では、玉ぐしをささげた参加者全員にすすが塗られました。大根につけたすすを顔に塗り、大漁や豊作などを祈ります。

参加者:
「気持ちいですよ。最高」

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津波で大きな被害を受けた長面地区は、災害危険区域となり住むことはできません。アンバサンは故郷を離れた人たちが集う機会でもあります。

参加者:
「このような祭りがないとみんな集まる機会がない。これからも大切にしてやっていきたい」
「(被災して)散り散りばらばらになった人たちも遠くからも祭りがあると来る。子どもに戻ったような感じ」

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「大漁大漁大漁ダー、満作満作満作ダー」

最後に、全員で厄払いの言葉を3回唱えました。参加した人たちは、ふるさとの復興も願いながら、海に向かって大きな声を出していました。