佐賀県有明海の東与賀海岸では、澄んだ秋空の下、シチメンソウが赤紫色に色づき見ごろを迎えています。海の紅葉と言われ、有明海の秋の風物詩となっています。

海の紅葉が見ごろ

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澄んだ青空の下、佐賀県有明海の東与賀沿岸の一面をシチメンソウが赤く染めており、平野部よりもひと足早く、海の紅葉が見ごろを迎えています。
撮影した10月25日(日)、佐賀市の最低気温は8.5度とこの秋一番の冷え込みでした。
シチメンソウは、塩分を帯びた干潟の土壌のみに生育する「塩性食物」で、国内では有明海の干潟のみに生息し、絶滅が危惧されているたいへん貴重な植物です。柵の奥が有明海で、満潮時間帯になるとシチメンソウは海水につかる環境で育ちます。
夏は広大な緑のシチメンソウが広がりますが、秋になって冷え込んでくると、毎年10月終わりから11月上旬頃に茎の上部から葉っぱ全体が赤紫色に染まります。まるで紅葉にように色づくため、海の紅葉と呼ばれます。2年前に原因不明の立ち枯れとなり生育が心配されましたが、ことしはボランティアなどの協力により種まきを行って復活し、赤く色づいたシチメンソウが見ることができます。