図は、日本気象協会中国支店(広島市中区)で観測した、ヒノキ花粉の今年の個数を例年と比べたものです。
今年は2月以降、平年に比べてかなり気温の高い日が多く、桜をはじめ植物の生育は全般に早まっています。ヒノキについても同様で、例年なら4月10日前後にピークを迎えることが多いのですが、今年は3月下旬だった可能性があります。
これからは、徐々に花粉の量は少なくなることが考えられますが、晴れて気温の高くなるような日には注意が必要です。

ヒノキ花粉が最盛期を過ぎたと考えられる原因は?

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ヒノキは中国山地の周辺に数多く分布していることが知られており、山陽では北風が強まると、花粉の数が多くなります。
きのう(5日)の中国地方は等圧線の間隔が込み合って、北寄りの風が強まりました。
しかも、きのうは昼ごろから晴れて次第に空気も乾燥し、ヒノキ花粉が大量に飛ぶ典型的な気圧配置になりました。
ところが、実際にはヒノキ花粉がそれほど飛んでいなかったことが確認できました。
これが、多くの地域でヒノキ花粉が最盛期を過ぎたと考えられる大きな要因です。

今後の注意点は

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岡山県では、7日(水)から10日(土)にかけて、ヒノキ花粉が「非常に多く」飛ぶでしょう。
広島県と山陰では、「多く」あるいは「やや多く」飛ぶ日が続く見込みです。
山口県では「少ない」日が続きますが、症状の出るくらいの量にはなることも考えられますので、晴れた日には油断をしないようにしましょう。
なお、ヒノキ花粉が少なくなると、「カモガヤ」や「ネヅミホソムギ」などイネ科の花粉が飛ぶようになります。空き地や河川敷などで見かける植物ですので、近づかない方が良いでしょう。