中国地方は、11日から15日にかけて記録的な大雨となり、広島県の西部や山口県の東部では500ミリ前後に達したところもあります。大きな災害の発生した3年前の「西日本豪雨」を上回り、わずか数日間で平年の年間降水量の3割に達したところもあります。
かなり地盤が緩んできたため、これからは少しの雨でも土砂災害の発生するおそれがあります。
また、あす(18日)にかけて広島県と山口県を中心に大雨のおそれがあるため、土砂災害に加えて、低い土地の浸水や川の氾濫に対しても警戒が必要です

これからあす(18日)にかけて集中豪雨のおそれ

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これから18日にかけて、中国地方には暖かく非常に湿った空気が流れ込み、大雨の降りやすい状態が続くでしょう。
特に、広島県の西部や山口県の東部では、豊後水道から流れ込んでくる湿った空気が山にぶつかって発達し、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るところがある見込みです。
線状降水帯が発生した場合には、同じような場所で非常に激しい雨が降り続き、短時間で一気に雨の量が多くなるおそれがあります。
雨雲レーダーや危険度分布、自治体から発表になる避難の情報にはいつも以上に気を配り、明るいうちに早めの避難を心がけましょう。

これからの予想雨量

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今後の予想雨量は、いずれも多いところで、18日12時まで24時間で、山陽で200ミリ、山陰で150ミリ、山口県では120ミリです。
その後、19日12時までの24時間では、山陽と山陰で50ミリ〜100ミリに達する見込みです。
過去に経験したことのないような大雨になっているため、どこで災害が発生してもおかしくないような危険な状態になっていると考えられます。そのうえ、さらなる大雨が予想されるため、一段と危険度が増してくる見込みです。
これまでに災害の発生したことがないと思われる場所にお住まいの方も、危険を感じ場合には早めにを避難し、少しでも早く安全な場所に身を置くようにしましょう。

土砂災害の前兆現象

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今回の大雨で、各地で土砂災害が発生しています。
斜面のひび割れ、湧き水が止まる、異様な音やにおい、濁った水が噴き出すなど、普段とは違った前兆現象があれば、土砂災害の発生するおそれがあります。ただ、これらの状況を待っていると、逃げ遅れにつながります。
避難をするのが危険な場合には、最後の手段として家の二階以上で、がけや斜面の反対側に身を置くという方法もあります。
しかし、二階以上でも危険なことがあるため、避難をすることを最優先で考えるようにお願いします。