昨夜(20日)発生した台風12号。あす(22日)には宮古島など先島諸島に接近するため、沖縄地方は荒れた天気に警戒が必要。あさって(23日)には東シナ海で熱帯低気圧に変わるものの、大雨を降らせる熱帯育ちの湿った空気を持ち込む見込み。九州や本州への影響は?

22日 宮古島など先島諸島に接近

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昨夜(20日)午後9時、フィリピンの東で「台風12号(オーマイス)」が発生。8月までに発生する台風の平年値は約13.6個で、ほぼ平年並みの発生数です。一方、上陸数はこれまでに2個で、8月までの平年の上陸数は1.7個なのでこちらも平年並みとなっています。
台風12号は、きょう20日午前9時現在、沖縄の南の海上を、1時間に30キロで北北西に進んでいます。中心気圧は1004hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sです。
今後は海面水温30度くらい領域を北上するため、もう少し発達。あす(22日)午前9時には、中心気圧998hPa、中心付近の最大風速23m/s、最大瞬間風速は35m/sの予想です。予報円の中心を通ると、ちょうど宮古島付近を通過する予想です。宮古島など先島諸島では、きょう(21日)夕方から次第に波が高くなり、風が強まってくるでしょう。また、台風周辺の雨雲が流れ込み、局地的に激しい雨が降る見込みです。台風が最も接近する、あす22日の日中は、1時間に40ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。強風や高波にも十分な警戒が必要です。

前線復活 熱帯由来の湿った空気が流れ込む

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台風12号は、23日(月)には、東シナ海で熱帯低気圧に変わりますが、油断は出来ません。今夜(21日)から一旦消えていた前線が再び発生。前線に向かって、熱帯育ちの温かく湿った空気が流れ込み、九州など西日本では雨雲が発達する恐れがあります。さたに、25日(水)にかけて、活発な雨雲が北日本へ進む予想もあるため、今後も最新の情報をこまめに確認するようお願いします。

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今月は11日から停滞する前線の影響で、九州〜東北にかけて大雨となりました。特に、九州などでは宮崎県えびの市や長崎県雲仙市、佐賀県嬉野市など11地点で総雨量1000ミリを超え、佐賀県嬉野市では年間雨量の半分がここ1週間で一気に降りました。その他の各地も、九州〜東北にかけて、平年の8月ひと月分の雨量を超えている所が多く、名古屋、大阪などでも平年の2倍以上の雨が1週間程度で一気に降りました(11日〜20日まで)。これまでの大雨で、地面にはたっぷりの水分が含まれています。今後は少しの雨でも土砂災害などに厳重な警戒が必要です。