12月半ばにかけて、ラニーニャ現象の影響で、西から寒気が流れ込みやすい状態が続くでしょう。九州〜関東甲信は11月末から急に寒くなり、寒気が流れ込むタイミングで、本州でもいよいよ初雪の所がありそうです。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

1か月全体の平均気温 北は高温・西と南は低温

気象庁は、18日、最新の1か月予報を発表しました。
それによりますと、この先1か月全体の気温は、北海道・東北では「平年より高い」、関東甲信・東海・北陸では「ほぼ平年並み」、近畿〜九州と沖縄・奄美は「平年より低い」予想です。
原因の一つは、10月からラニーニャ現象が発生しているとみられていて、冬の終わりまでラニーニャ現象が続く可能性が60%と予測されるからです。ラニーニャ現象が発生すると、上空を流れる偏西風の蛇行が大きくなり、日本付近には西から寒気が流れ込みやすくなります。
一方、北からの寒気の南下は弱いため、北海道では11月27日頃から「かなりの高温」が予想され、高温に関する「早期天候情報」も発表されています。北海道では、季節の進み方がゆっくりになりそうです。
ただ、地方ごとにみますと、冬に向けて寒くなるタイミングが違ってきそうです。

【11月20日〜26日】一時的に寒気が入り 本州でも初雪か?

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週ごとに詳しく見ていきます。
11月20日〜26日の平均気温は、沖縄・奄美は「平年より低い」でしょう。他の地方よりも一足早く、季節が進みそうです。一方、九州〜近畿は「平年並み」、東海・関東甲信・北陸は「平年並みか高い」、東北・北海道は「平年より高い」予想です。
ただ、ポイントは、予想が1週間の平均気温だということです。一時的には、寒気が流れ込む日もあるでしょう。22日頃は西から寒気が流れ込み、23日頃からは全国的に急に寒くなりそうです。気温が低くなるだけでなく、風の冷たさも加わりますので、体感的には、突然、冬がやってきたように感じられるでしょう。
また、22日は二十四節気の「小雪」で、暦の上では冷え込みが厳しくなり、小雪がちらつき始める頃です。この22日頃からの寒気が流れ込むタイミングで、本州でも東北や北陸など、初雪を観測する可能性があります。普段、雪に慣れている所でも、シーズン最初の雪には、特に注意が必要です。

【11月27日〜12月3日】九州〜関東甲信でも 冬コートは早めに

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11月27日〜12月3日も、日本付近は、北からの寒気の南下は弱いものの、西からの寒気が入りやすい状態が続くでしょう。このため、引き続き平均気温は、沖縄・奄美では「平年より低い」、東北・北海道は「平年より高い」予想です。南は低温傾向、北は高温傾向が続きそうです。
一方、前週から変化が予想されるのが九州〜関東甲信です。この週の平均気温は、九州〜近畿では「平年より低く」、東海・関東甲信・北陸は「平年並みか低い」予想です。こちらは、11月末になると、急に寒くなるでしょう。
平年ですと、11月下旬〜12月上旬の最低気温は、東京では6℃くらい、大阪では7℃くらいです。暑がりの方や寒がりの方などそれぞれですが、一般的に気温が10℃を下回ると、冬のコートが欲しくなるという方が多いようです。特に、九州〜近畿では、この週の平均気温は「平年より低い」予想ですので、冬物の厚手のコートは、早めにご用意ください。

【12月4日〜12月17日】ヒートショックにも注意

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12月4日〜12月17日の平均気温は、沖縄・奄美と九州〜近畿では「平年並みが低い」、東海・関東甲信・北陸は「平年並み」、東北・北海道は「平年並みか高い」予想です。
この頃になると、南で低温・北で高温という極端な傾向は、少し収まってきますが、それでも日本付近には西から寒気が入りやすい状態がまだ続くでしょう。気温が低いと、西の地方でも、ヒートショックを起こす可能性が高くなります。脱衣所や浴室は前もって暖めるなど、ヒートショックを防ぐよう、心がけてください。
また、7日は二十四節気の「大雪」で、暦の上では雪が大いに降り積もる頃です。この頃になりますと、日本海側では平年と同様に、雪や雨の日が多くなるでしょう。本格的な冬の準備は、早めに行ってください。