最新の1か月予報によりますと、ラニーニャ現象の影響が、一時的に不明瞭になる一方、東日本では、1週目を中心に寒気の影響を受けやすくなる予想に変わりました。期間のはじめは、北日本も気温がかなり低いと予想され、日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる所がありそうです。寒さと大雪に、注意が必要です。

最新の「1か月予報」 24日発表の「3か月予報」から変化が

気象庁は30日、「1か月予報」を発表しました。
それによりますと、24日発表の「3か月予報」では、ラニーニャ現象の影響で、西日本以南を中心に寒気の影響を受けやすい見込みとしていましたが、予報が変わりました。最新の資料によりますと、ラニーニャ現象の影響が一時的に不明瞭になる一方、東日本では期間のはじめを中心に、寒気の影響を受けやすくなりそうです。

「ラニーニャ現象」とは?

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「ラニーニャ現象」が発生するのは、太平洋赤道域です。このあたりは貿易風と呼ばれる東風が吹いているため、通常、暖かい海水は西側のインドネシア付近に吹き寄せられる一方、東側の南米沖では、海の深い所から冷たい海水がわき上がっています。
ただ、何らかの原因で東風が強まると、西側の暖かい海水が厚く蓄積するとともに、東側にわき上がる冷たい海水の勢いが強まり、南米沖の海面水温が通常より低くなります。このように、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より低くなり、その状態が1年程度続く現象を「ラニーニャ現象」と呼びます。
「ラニーニャ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になります。雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってくるのです。「ラニーニャ現象」発生時の日本は、冬は西から寒気が流れ込みやすいと言われています。

【1月1日〜7日】年明け早々 北・西・東日本は厳しい寒さに

最新の「1か月予報」を、週ごとに詳しく見ていきます。
1月1日〜7日の平均気温は、沖縄・奄美では「平年並み」ですが、西・東・北日本で「平年より低い」でしょう。特に、北・東日本では、冬型の気圧配置が強まるため、西日本よりも寒気の影響を受けやすくなりそうです。
5日は二十四節気の「小寒」で、暦の上では、寒さが次第に厳しくなっていく頃です。この日が「寒の入り」で、節分までが「寒の内」と呼ばれます。
暦の上だけでなく、実際にも、年明け早々から広い範囲で、寒さが厳しくなるでしょう。
また、北・東日本の日本海側を中心に、平年より雪が降りやすく、降雪量がかなり多くなる所がありそうです。寒さだけでなく、大雪にも十分お気をつけください。

【1月8日〜14日】北日本は寒気の影響を受けにくく

1月8日〜14日の平均気温は、北日本では寒気の影響を受けにくくなるため、「平年並みか高い」でしょう。ただ、厳しい寒さはなくても、穏やかな日が多いわけではありません。低気圧の影響を受けやすくなるため、北日本の日本海側の天候は、平年同様に「曇りや雪」の日が多くなりそうです。
雪が多くて、気温が高い傾向だと、雪崩が発生しやすくなります。積雪の多い所では、屋根から落ちる雪にも、注意が必要です。
一方、この期間の平均気温は、東・西日本や沖縄・奄美では「平年並み」でしょう。

【1月15日〜28日】全国的に真冬の寒さ

1月15日〜28日の平均気温は、全国的に「ほぼ平年並み」でしょう。20日は二十四節気の「大寒」で、暦の上では一年中で最も寒い頃です。また、年間の最低気温が観測されるのも、この頃から立春までの間のことが多くなります。この期間は、暦通りに、真冬らしい寒さとなりそうです。
中でも、東日本から西日本を中心に、寒気が流れ込みやすい状況が考えられます。万全な寒さ対策でお過ごしください。
【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方