27日(水)の北海道付近は、サハリン方面を急速に発達しながら通過する低気圧の影響で、等圧線の間隔が狭くなっています。そのため、全道的に西よりの風が強まり、北見地方の北見では正午までに最大風速17.2メートルを観測し、統計史上最大の暴風となっています。このあとは日本海側などでも風がさらに強まるため、暴風に警戒が必要です。

急激に強まった風

低気圧は、急激に発達しながらサハリン方面を北東へ進んでいます。この低気圧から延びる寒冷前線が通過したため、日本海側北部を中心に雨が降りました。なお、北海道の南にも前線を伴った低気圧があり、この二つの低気圧に挟まれている間は気圧の傾きが小さく、風は弱く吹きました。しかし、北から延びる寒冷前線の通過後は気圧の傾きが急に大きくなり、西よりの風が急激に強まりました。

十勝地方の広尾では寒冷前線が通過する前の午前8時の風速が3.2メートルなのに対し、通過後の午前10時には16.8メートルとなりました。また、北見地方の北見では午前6時までは風速が1メートル前後だったのに対し、昼前から一気に強まって最大風速17.2メートル(10:21)を観測し、統計開始以来最大となりました。十勝南部と北見地方では昼過ぎまで暴風に警戒して下さい。

日本海側も夕方から暴風に警戒 海もしける

サハリン方面の低気圧が発達するため、日本海側北部を中心に気圧の傾きはさらに大きくなる見込みです。石狩北部や留萌地方では夕方から明日(28日)の朝にかけて最大風速18メートル、最大瞬間風速では30メートルが予想されています。今日夕方から暴風に警戒が必要です。その他の地域でも沿岸を中心に風のやや強い所が多いでしょう。

風が強まることで海の波も急激に高くなり、日本海側や太平洋側では4メートルから5メートルとしける海域が多くなる見込みです。オホーツク海側でも3メートルと高くなる海域があるでしょう。船舶関係は高波にも注意して下さい。

明日も風が強い 知床周辺では明後日も波の高い状態が続く

明日は全道的に晴れますが、北海道付近の風の強い状態は続くでしょう。特に明日朝にかけては石狩北部や留萌地方で引き続き暴風に警戒が必要です。引き続き波も高く、日本海側と網走、根室の海域では4メートルから5メートルとしける見込みです。

明後日(29日)には風は収まりますが、知床半島周辺の海域では3メートルと波が高く、発達した低気圧からのうねりも入るでしょう。船舶の航行に支障が出るような海の状況となる恐れがあります。