あす3日明け方、東の低い空に、金星と木星が比較的近い位置にみられます。東北の太平洋側や関東から九州では、星空が見られる所が多いでしょう。

金星と木星の接近

5月は夜明け前の東の低い空に、金星と木星がみえています。マイナス4等の金星とマイナス2等の木星の輝きは、低い空でありながらも目立っています。5月の初めの日の出1時間前の木星の高度は10度弱ですので、東の方角が開けている場所で観察しましょう。

4月下旬から5月上旬にかけて、この2つの惑星が近づき、離れていく様子を観察することができます。4月27日4時、金星と木星の間は約3.8度(満月の見かけの直径8個弱分)離れていました。その後、金星は日に日に東へ移動し、木星に近づきました。5月1日の4時には約0.24度(満月の見かけの直径の約半分)にまで近づき、金星と木星が最も近づいたのは、太陽が昇った6時頃でした。その後、金星はさらに東へ移動して、2つの惑星はどんどん離れていきます。5月4日の4時には約2.7度(満月の見かけの直径6個弱分)まで離れ、数日のうちに木星に対する金星の位置がずいぶん変わります。これは、金星の星空の中を移動していくスピードが、木星よりもずっと速いためです。

望遠鏡や双眼鏡を使って観察する場合は、日の出前には観察を終えるようにしましょう。誤って望遠鏡や双眼鏡で太陽をみてしまうとたいへん危険です。

あす3日明け方の天気は?

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あす3日明け方前は、北海道は気圧の谷や寒気の影響で広く曇りや雨で、標高の高い所は雪でしょう。星空観察にはあいにくの天気です。
東北の日本海側や北陸は、雲が多く、雨が降る所があるでしょう。ただ、雲には隙間があり、星空をみられる可能性があります。東北の太平洋側は広く晴れて、星空観察ができるでしょう。関東は雲が広がりますが、次第に晴れる見込みです。空が白んでくる頃に、明るい惑星がみられそうです。東海から九州は晴れる所が多いでしょう。九州北部や中国地方では、雲が広がり雨が降る所がありますが、一時的です。東海から九州では、星空観察にまずまずの条件といえそうです。