きのう19日、気象庁は8月〜10月の3か月予報を発表しました。立秋過ぎても気温が高く、厳しい残暑。台風や秋雨前線による大雨にも警戒が必要です。

ラニーニャ現象 まだ続く可能性高い

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現在、ラニーニャ現象が続いていて、夏の間に平常になる可能性もありますが、秋の終わりまで続く可能性の方が高くなっています。

ラニーニャ現象の影響で、海面水温は太平洋赤道域の中部から東部では低く、太平洋熱帯域の西部では高い見込みです。積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近で少ない一方、アジア大陸南部からフィリピンの東にかけて多くなるでしょう。

これらの影響により、上空の偏西風はユーラシア大陸から日本の東にかけて平年より北を流れやすい見込みです。またチベット高気圧は期間の前半は平年に比べ北に偏り、太平洋高気圧は日本付近に張り出しやすいでしょう。このため、全国的に暖かい空気に覆われやすい予想です。

8月 夏空と猛暑

8月は、沖縄・奄美、西日本、東日本は高気圧に覆われて、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。まだまだ紫外線が強い時期で、ジリジリと日差しが照りつけそうです。一方、北日本では、天気が数日の周期で変わりそうです。低気圧や高気圧が交互に通り、夏空は長く続かないでしょう。

平均気温は沖縄と奄美、北日本で平年並みか高い、西日本と東日本で平年より高くなる予想です。8月7日は立秋で、暦の上では秋を迎えますが、実際にはまだまだ厳しい暑さが続くでしょう。東京の8月の最高気温の平年は31.3℃。お盆の頃にかけては、日中は猛烈な暑さの日が多く、こまめな水分補給など、熱中症対策が必要です。

9月 厳しい残暑 台風シーズン

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9月も沖縄・奄美と西日本の太平洋側は、晴れる日が多いでしょう。西日本の日本海側と東日本、北日本は数日の周期で天気が変わる見込みです。一雨ごとに、秋の気配が少しずつ感じられるでしょう。台風の月別平均進路を見ると、8月は沖縄や九州に接近することが多いですが、9月になると四国や本州を横断するように描かれています。台風シーズンでもありますので、日頃から避難場所やハザードマップを確認しておくと良いでしょう。

平均気温は、沖縄と奄美、北日本で平年並みか高い、西日本と東日本で平年より高くなる予想です。日中は半袖で過ごせるような暑さの日もありますが、朝晩は肌寒さを感じることもあるでしょう。羽織るものなど秋物の服は、早めに準備をしておきたい所です。

10月 秋の長雨に注意

10月になると、日本付近は高気圧と低気圧が交互に通過して、天気の移り変わりが早いでしょう。沖縄・奄美、西日本と東日本の太平洋側は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、降水量は平年並みか多くなる予想です。台風だけでなく、秋雨前線の影響を受ける時期でもあり、たびたび大雨となるおそれもあります。

平均気温は、沖縄・奄美と西日本、東日本は平年並みか高い予想です。季節の進みがゆっくりでも、暑さは収まり、本格的な秋の訪れとなるでしょう。北日本はほぼ平年並みで、朝晩はグッと冷える日もありそうです。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方