あす27日夜までに、マリアナ諸島近海に新たな熱帯低気圧が発生する見込みです。向こう2週間、南の海上では熱帯低気圧が発生しやすい傾向です。今年も台風シーズンに入るとみられます。

きょう26日 熱帯低気圧が持ち込んだ暖湿気 1時間降水量7月として1位

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きょう26日、東海や関東甲信に発達した雨雲がかかっています。
午前10時までの1時間降水量の日最大値は、静岡県浜松市で78.5ミリ、山梨県南部町で70.5ミリなど、非常に激しい雨を観測しました。いずれも統計開始(浜松市1933年、南部町1976年)以来、7月として1位の記録を更新しました。

きょう26日、日本の東から関東付近に前線が延びています。東海道沖に熱帯低気圧が進み、熱帯からの暖かく湿った空気が、前線に向かって流れ込んでいます。

熱帯低気圧の南にも、反時計回りの風、低気圧性の流れがあり、発達した雲の塊がみられます。あす27日、九州や四国付近に、熱帯からの暖かく湿った空気を送り込むでしょう。

マリアナ諸島近海にも発達した雲の塊があります。あす27日夜までに、この海域で、新たな熱帯低気圧が発生する予想です。

小笠原諸島近海からウェーク島近海にも、発達した雲の塊がみられます。この海域の上空には、偏西風から取り残された寒気があります。夏、南の海上では、上空の寒気がきっかけとなって熱帯低気圧や台風が発生することがあります。

27日〜8月2日 安定した晴天とはならず 所々で雨や雷雨

向こう一週間、27日から8月2日の期間は、本州付近に、太平洋高気圧の周辺をまわって湿った空気が流れ込みやすい見込みです。
九州から関東、東北南部を中心に、強い日差しが照り付けることがあっても、安定した晴天とはならず、変わりやすい天気でしょう。局地的に雨雲が発生、発達し、雷雨になることがある見込みです。特に、あす27日と、30日から8月1日頃は雨の降り方に注意、警戒が必要です。

あす27日は、九州から関東、東北南部は、午後を中心に大気の状態が不安定になるでしょう。あちらこちらで雨が降り、雷が鳴ることがある見込みです。特に、関東北部と甲信は、非常に激しい雨が降り、大雨になる恐れがあります。低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意、警戒が必要です。

南の海上に今後発生する熱帯低気圧の影響は、今のところの資料では、30日から8月1日頃に出てくる予想です。

熱帯低気圧は、台風のたまご、ともいわれます。
日本の南の海上の海面水温は27℃以上になっています。一般的に台風は、海面水温が26℃から27℃以上の海域で発生するといわれています。海面水温が高いだけで台風の発生につながるわけではありませんが、熱帯低気圧は発達しながら北上することを示す資料もあります。今後、最新の気象情報をご確認下さい。

熱帯低気圧や台風として北上してこなくても、熱帯からの暖かく湿った空気が、30日から8月1日頃、九州付近に流れ込むでしょう。九州や中国地方、四国では、雨雲がさらに発達しやすい状態になります。場合によっては、近畿から関東付近にも、暖かく湿った空気が流れ込み、発達した雨雲がかかることがあるでしょう。短い時間で降水量が多くなる可能性があります。

東北北部や北海道では、27日から30日にかけて晴れ間が出る日が多い見込みです。31日から8月2日にかけて、湿った空気の影響で、雨が降るでしょう。

8月3日〜8日 熱帯低気圧が発生しやすい傾向

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8月3日から8日、この期間も、南の海上で台風のたまご、熱帯低気圧が発生しやすい傾向です。

8月の台風の発生数の平年値は5.7個で、1年で最も多い月です。今年も、台風シーズンに入ると見られます。
今年は、熱帯低気圧や台風は、例年より本州に近い所で発生しやすい可能性があります。今後の台風の予想はできませんが、傾向として、台風が発生すると本州に近づきやすいとも考えられます。

日ごろから、ハザードマップで、避難場所や避難経路、浸水・土砂災害の危険が高い場所などを確認しておきましょう。河川が増水した場合の避難経路の確認も必要です。