日本の南の海上に目を向けると、白くまとまった雲の渦がいくつか見られます。あす27日(水)にかけて、新たに「熱帯低気圧」が発生する予想です。「熱帯低気圧」は週末にかけて北上し、九州など西日本で大雨となる恐れがあります。

「熱帯低気圧」発生後は北上

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あす27日(水)朝の予想天気図を見ると、日本の南に「熱帯低気圧」が発生する予想です。この熱帯低気圧は太平洋高気圧の縁を回るようにして、週末にかけて北上を続け、30日(土)から31日(日)頃には、九州や四国など西日本の太平洋側に近づき、大雨となる恐れがあります。

きのう25日(月)、日本の南に発生していた熱帯低気圧は消滅しましたが、消滅後も本州に停滞する前線に向かって熱帯由来の暖かく湿った空気を運んだために、きょう26日(火)は、東海や関東に大雨をもたらしました。

1時間の最大降水量は、静岡県御殿場市で79.0ミリ(午前10時18分まで)、浜松市で78.5ミリ(午前7時57分まで)、山梨県南部町で70.5ミリ(午前4時31分まで)など、7月としては統計開始以来1位の記録を更新しました。
この大雨の影響で、道路が冠水したり、東海道新幹線は一部運転を見合わせるなどの影響も出たようです。

熱帯低気圧が消滅したとしても、その周辺から日本付近に湿った空気が流れ込むと、大雨などのリスクが高まるでしょう。

30日(土)〜8月1日(月)頃 西日本で大雨の恐れも

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この先、熱帯低気圧が発生した後は、日本の南を北上する見込みです。
30日(土)から8月1日(月)頃には、西日本の太平洋側に近づき、一部の資料には、発達した雨雲が九州や四国にかかる予想が出ています。
熱帯低気圧が近づくと、大雨をもたらすなど影響が出る恐れがあります。

今の段階では、熱帯低気圧が台風にまで発達するのか、また今後の進路やどれぐらいの影響が出るのか、はっきりしていません。
週末にかけてこまめに情報収集をして、気を付けて行動するようにしてください。

27℃以上の海水域広がる 台風発生のシーズンへ

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熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋または南シナ海に存在し、最大風速が17.2m/s未満のものを「熱帯低気圧」、17.2m/s以上のものを「台風」と呼びます。

一般的に台風は海面水温が26℃から27℃くらいの海域で発生するといわれていますが、25日(月)の時点での海面水温を見ると、すでに九州から関東の沿岸にかけて27℃以上の海域が広がっていると見られます。
平年と比較してみると、東海沖で平年よりやや高く、九州や四国、関東の沿岸は平年並みかやや低めの所が多くなっています。

今年も台風が発生しやすいシーズンに入ったと考えて良さそうです。

8月が最も台風発生数が多い

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台風は一年間で約25個発生し、約12個の台風が日本から300 km以内に接近し、約3個が日本に上陸しています。発生・接近・上陸ともに7月から10月にかけて最も多く、発生数は年間で8月が一番多くなっています。

今年に入ってから、まだ台風が4個しか発生していません。あす27日(水)にかけて発生予想の熱帯低気圧は、台風になる予想はまだ出ていませんが、これからの季節、台風が発生しているかどうかも含めてご確認ください。