9月半ばにかけて、ポイントは2つ。1つは「東・西日本と沖縄・奄美は、残暑が厳しい」ということ、もう1つは「日本海側は、大雨になる所がある」ということです。台風シーズンですので、太平洋側でも、大雨への備えを心がけてください。

ポイント①残暑が厳しい

気象庁は8月11日、「1か月予報」を発表しました。それによりますと、9月半ばにかけて、ポイントは2つ挙げられます。

ポイントの1つめは「東・西日本と沖縄・奄美は、残暑が厳しい」ということです。暖かい空気に覆われやすいため、東・西日本と沖縄・奄美では、1か月全体の平均気温は「平年より高い」予想です。

特に、関東甲信では8月17日頃にかけて最高気温が35℃以上となる所があり、沖縄では8月18日頃にかけて最高気温が33℃以上になる所があると予想され、「高温に関する地方気象情報」が、本日、発表されました。

さらに、九州南部・沖縄・奄美では、8月17日頃から「かなりの高温」が予想されるため、「高温に関する早期天候情報」も、本日、発表されました。

東京の平年の最高気温をみますと、8月中旬や下旬は30℃以上ですが、9月に入ると30℃に届かなくなり、9月中旬は27.8℃と、暑さは少しずつ和らいでくる頃です。ただ、今年は、8月後半から9月も、まだ暑さが厳しいでしょう。

熱中症の危険性が高い状態が続きますので、まだまだ万全な熱中症対策が欠かせません。農作物の管理にも、お気をつけください。

熱中症の応急処置

画像B

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。

衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。

水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。

ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

ポイント②大雨

そして、もう1つのポイントは「日本海側で、大雨になる所がある」ということです。

8月に入り、1週目は山形県や新潟県で「大雨特別警報」が発表され、2週目は青森県や秋田県を中心に、記録的な大雨となりました。

青森県や秋田県を中心とした北日本の大雨は、来週前半にかけて続くおそれがあります。長い期間にわたって、大雨が続きますので、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

そして、8月の後半は、大雨をもたらす前線が、南下する時期もあるでしょう。そのため、大雨エリアが東・西日本の日本海側へ、移りそうです。

1か月全体の降水量をみますと、東・西日本の日本海側では「平年並みか多い」予想となっています。西・東日本の日本海側でも、今後の大雨に対して、備えを心がけてください。

大雨への備えは早めに

画像D

一方、いつもの年より「夏の太平洋高気圧」の張り出しが弱まるため、東・西日本の太平洋側でも、晴れる日が少なく、湿った空気の影響を受けやすいでしょう。

平年ですと、8月と9月は、台風の発生数が多い時期です。台風シーズンを迎え、南の海上で雲がまとまると、台風が発生しやすくなり、太平洋側でも、大雨のおそれがあります。

そこで、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 複数の避難場所や避難経路を、確認しておきましょう。川や斜面の近くは通らないようにして、避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておいてください。

② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れ、避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方