台風11号(ヒンナムノー)は、きのう6日(火)午後9時に日本海で温帯低気圧に変わりました。台風11号について振り返ると、「急発達」「複雑な動き」「巨大化」などの影響で、沖縄に長い期間、大雨や暴風など影響をもたらしました。

台風11号振り返り① 猛烈な勢力に「急発達」

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台風11号を振り返ります。

台風11号(ヒンナムノー)は、8月28日午後3時、南鳥島近海で発生しました。この台風の特徴は大きく3つありました。
まず、海面水温の高い海域を西よりに進み、「急発達」したことです。

29日には、小笠原諸島に強い勢力で接近し、小笠原諸島の父島では午後6時16分に最大瞬間風速48.4メートル、午後6時22分には最大風速31.1メートルを観測。ともに8月としては1位の記録的な暴風を観測しました。

30日午前3時に非常に強い勢力となり、30日午後9時には猛烈な勢力の台風に「急発達」しました。
31日には、猛烈な台風11号は暴風域を伴って、大東島地方に接近し、最大瞬間風速は、沖縄県北大東空港では午前4時58分に48.4m/s、南大東島では午前5時33分に41.7m/sを観測しました。

台風11号振り返り② 沖縄の南で「複雑な動き」

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2つ目の特徴に「動きが複雑」になったことも挙げられます。
沖縄本島地方に接近したあと先島諸島の南に南下し、再び北上して、3日夜から先島諸島に接近しました。

4日午前8時過ぎに、宮古空港では最大瞬間風速40.1メートルを観測し、午前9時までに、渡嘉敷島で39.0メートル、石垣市伊原間で37.9メートル、那覇市で30.7メートルの風が吹きました。
48時間(4日8時00分まで)に那覇市では217.0ミリの雨が降り、平年9月1か月分の約8割の雨が降ったことになります。

台風の動きは遅く、沖縄では荒天が長引きました。

台風11号振り返り③ 熱帯低気圧を吸収し「巨大化」

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また、台風11号の動きが定まらない中で、その南の海上に熱帯低気圧も発生しました。
この熱帯低気圧は台風にはなりませんでしたが、熱帯低気圧を吸収するように台風11号を取り巻く雲が「巨大化」し、はじめはコンパクトでしたが、大型の台風となりました。

勢力はあまり衰えないままに、5日は東シナ海を北上し、6日は対馬海峡を北東へ進み、「大型」で「強い」勢力で九州に接近しました。
九州北部や山口県の一部が風速25メートル以上の暴風域に入りました。

北海道はきょう7日夕方まで高波警戒

台風11号はきのう6日(火)午後9時に日本海で温帯低気圧に変わりましたが、台風が残した影響がまだ続いています。

北海道では波の高い状態が続き、きょう7日(水)午後2時現在、宗谷地方には波浪警報が発表されています。きょう7日(水)夕方にかけて、高波に警戒してください。

9月から10月にかけて、まだ台風が発生しやすいシーズンは続きますので、引き続き、台風情報にご注意ください。