きょう10日夜は中秋の名月です。今年は去年に引き続き、満月の中秋の名月となります。北陸地方では新潟県の全域と富山・石川・福井県の沿岸部で中秋の名月を望むことができそうです。富山県の内陸部や福井県の嶺南地方では湿った北東風の影響で見えにくい場所もあるでしょう。

北から高気圧に覆われる形 北陸地方で晴れる場所は?

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今夜の北陸地方は、北から高気圧に覆われるでしょう。ただ、湿った北東風や上空の寒気の影響で良く見える場所と雲の隙間から一時的に見える場所、見えない場所と、明暗が分かれそうです。

新潟県では下越や平地を中心に晴れて、中秋の名月をバッチリ望むことができるでしょう。

新潟県の中・上越地方の山間部や富山県の沿岸部・石川県・福井県嶺北地方では、上空の寒気や湿った空気の影響で大気の状態が不安定で、にわか雨や雷雨の可能性があります。ただ、夜遅い時間ほど雲の隙間から中秋の名月が見られるチャンスはありそうです。

富山県の内陸・山間部や福井県の嶺南地方では湿った北東風の影響で雲が取れにくく、中秋の名月を望むことは難しいかもしれません。

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場所により明暗が分かれる理由は?

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日本海やオホーツク海に高気圧の中心がある場合や本州の南側に低気圧や前線がある場合、北陸地方は北東の風が吹きやすくなります。北東の風の場合は北側に海が開け、他の三方が山に囲まれた地域では湿った空気が集まりやすく、低い雲が広がりやすくなります。富山県や福井県の嶺南地方がそれに該当し、内陸部や山間部を中心に雲が広がりやすい天気となります。ただ、富山県の場合は平地がやや大きいため、沿岸部では晴れ間も見られます。

一方、新潟県の下越・中越地方や石川県の加賀地方平野部・福井県の嶺北地方は北東の風は山を越えてくる風向きとなるため、湿った空気が入りにくく、晴れやすくなります。

北東の風になりやすい気圧配置は一般に梅雨の前半や秋雨の時期に多いですが、春や秋にも多く見られる年もあります。