過去最強クラスの台風14号の影響で、宮崎県では24時間降水量が700ミリを超え、降り始めから降水量は1000ミリ近くに達している所も。19日11時に、宮崎県に発表されていた大雨特別警報は警報に切り替わりましたが、引き続き、土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水などに厳重な警戒が必要です。

降り始めからの雨量1000ミリ近く

過去最強クラスの台風14号は、18日(日)〜19日(月・敬老の日)、九州を北上したことで、宮崎県など九州の東側斜面を中心に、記録的な大雨となりました。

19日(月・敬老の日)10時現在、24時間降水量の日最大値は、宮崎県のえびの市や、美郷町南郷(神門)で700ミリを超え、9月15日〜の降り始めの雨量は1000ミリ近くに達しました。また、宮崎県の西米良村や日之影町では、24時間雨量(19日午前10時までの最大値)が500ミリを超え、観測史上1位の記録的な大雨となりました。

この大雨に対し、気象庁は、18日(日)15時10分、宮崎県に「大雨特別警報」を発表し、最大級の警戒を呼び掛けましたが、19日(月・敬老の日)11時、「大雨特別警報」から「大雨警報」に切り替えました。

大雨ピーク過ぎても油断禁物

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台風は、19日(月・敬老の日)午後は、山陰付近を自転車並みの速度で東よりに進む見込みです。九州南部では、大雨のピークは過ぎましたが、油断禁物です。

宮崎県などでは、9月の平年1か月分の2倍の雨が、たった24時間で降った所もあります。大雨のピークが過ぎてから、土砂災害や大規模河川の水位は上昇するおそれがあります。

最新の気象情報や台風情報を確認して、大雨や暴風などに警戒を続けてください。

土砂災害の前兆

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台風の影響で、記録的な大雨となっている所は、地面に水分がたっぷりと含まれているため、大雨のピークより後に、土砂災害が発生する事があります。土砂災害の前触れとなる現象は以下の通りです。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

また、すでに土砂災害が起こっている所もあります。雨が弱まっても、むやみに家の裏山や、川・海に近づくのはやめましょう。