「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年の秋はそうはいきません。9月後半〜10月は、北・東・西日本では、平均気温が平年より高く、今年は秋の深まりが遅れるでしょう。東日本の太平洋側(関東甲信・東海)では、秋晴れの日が少なく、降水量が平年並みか多いため、湿度が高く、ムシムシする日もありそうです。気象庁が発表した、最新の1か月予報です。

関東甲信・東海 いつもの秋とは 天気が違います

気象庁は、22日、1か月予報を発表しました。それによりますと、この先1か月は、いつも秋とは少し違ってきそうです。

東日本の太平洋側(関東甲信・東海)では、この先1か月の日照時間は「平年並みか少ない」でしょう。いつもの年なら、9月末〜10月は、秋晴れシーズンで、カラッとした気持ちの良い青空が広がる時期ですが、今年は秋晴れの日が少ない予想です。晴れる日は、洗濯など、日差しを有効にお使いください。

そして、東日本の太平洋側では、1か月全体の降水量は「平年並みか多い」でしょう。特に、23日金曜:秋分の日からの三連休は、熱帯低気圧が台風に変わって近づくため、関東甲信や東海を中心に、大雨になるおそれがあります。大雨への備えは、早めに行ってください。

また、1か月全体の平均気温は、北・東・西日本では「平年より高い」、沖縄・奄美では「平年並みか高い」予想です。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年の秋は、涼しくなっても一時的で、秋の深まりが遅れるでしょう。特に、関東甲信や東海では、湿度の高い日が多くなりますので、いつもの年より、ムシムシと感じられる日が増えそうです。

【9月24日〜9月30日】秋物の洋服 出番が遅れそう

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週ごとに、詳しく見ていきます。

9月24日〜9月30日の平均気温は、北・東・西日本では「平年より高い」でしょう。沖縄・奄美は「平年並み」の予想です。

特に、北海道〜九州北部では、9月28日頃から「かなりの高温」が予想され、「高温に関する早期天候情報」も発表されています。実りの秋を迎える時期ですが、農作物の管理に、注意が必要です。

さらに、注意が必要なのは、服装選びです。

東京では、平年ですと、9月下旬の最低気温は18.0℃、最高気温は25.1℃です。いつもの年なら、朝晩は上着が欠かせない一方で、昼間は、長袖シャツの出番が増える時期です。

ただ、今年は、秋の装いの出番が遅れるでしょう。そんな中でも、一時的に、気温が下がる日もありますので、毎日の服装選びには、予想最低気温や最高気温を、こまめにチェックしてください。

【10月1日〜7日】【10月8日〜21日】山の紅葉が 遅れる可能性も

そして、10月に入っても、なかなか秋らしくなりません。

10月1日〜7日と、10月8日〜21日の平均気温は、いずれも北・東・西日本では「平年より高い」でしょう。沖縄・奄美でも、季節の歩みが足踏みして、「平年並みか高い」予想です。

10月1日は「衣替え」です。暑がりの方・寒がりの方、それぞれですが、今年の場合は、10月に入っても、薄手の洋服を全部片づけてしまわずに、少し残しておくのが良さそうです。

さらに、気温が高いことで、影響が出そうなのが、紅葉の色づきです。

紅葉の見ごろは、秋(9〜11月)の気温が低いと早まり、高いと遅れます。いつもの年なら、10月に入ると、朝晩は冷える日が増えるので、北の地方や標高の高い所から順に、紅葉が色づく頃です。ただ、今年は10月にかけて、北・東・西日本では、気温が平年より高い状態が続くため、山では紅葉の色づきが遅れる可能性があります。

紅葉狩りなど、お出かけの際は、最新の紅葉情報だけでなく、最新の気象情報も確認してください。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方