新たな台風「15号」が発生し、23日(金:秋分の日)の夜から、本州にかなり接近する予想です。今回のポイントは「大雨」です。三連休は、関東甲信・東海・近畿中心に、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に、注意・警戒してください。

新たな台風「15号」発生へ

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「このところ、台風の接近が多い」と感じている方も、大勢いらっしゃるかと思います。その通り、今年は、8月後半から、台風11号、12号、14号と、毎週、台風が日本列島に影響を及ぼしています。

そして、南の海上では、また台風が発生するでしょう。

22日(木)15時には、日本の南に「台風のたまご」と呼ばれる熱帯低気圧Aがあり、フィリピンの東には、もう1つの「台風のたまご」と呼ばれる熱帯低気圧Bがあります。

このうち、熱帯低気圧Aは、今後12時間以内に台風となるでしょう。先に台風に発達した方が「台風15号」になります。

熱帯低気圧から台風に発達した後は、日本の南を北上して、23日(金:秋分の日)夜から24日(土)にかけて西日本から東日本の太平洋側へ、かなり接近する予想です。その後、25日(日)朝までには、東日本太平洋側で温帯低気圧に変わるでしょう。

なお、熱帯低気圧Bは、今のところ、台風に発達したとしても、西よりへ進む予想で、日本への直接の影響はない見込みです。

どれくらい雨が降る?

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今回の台風で、最も気を付けるべきポイントは「大雨」です。

熱帯低気圧から変わる台風の本体や、台風周辺には、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」があります。その「暖かく湿った空気」が流れ込む影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に、22日(木)夜から25日(土)にかけて、雷を伴って「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降り、大雨となる所がある見込みです。

特に、紀伊半島の南東斜面にあたる、三重県南部、奈良県南部、和歌山県南部を中心に、雨雲が発達しやすくなるでしょう。

23日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
東海地方:200ミリ
近畿地方:180ミリ
関東甲信地方:100ミリ

その後、24日18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
近畿地方:100から200ミリ
東海地方、関東甲信地方:100から150ミリ
となっています。

雨雲の発達の程度によっては、警報級の大雨になるおそれもあり、雨の強まる時間帯が、夜の暗い時間帯に重なることも考えられます。

西日本から東日本の太平洋側を中心に、22日(木)夜から25日(日)にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。

さらに、台風から離れた所でも、油断はできません。北海道や東北、北陸、そして中国、四国から九州、沖縄でも、三連休初日は所々で雨が降りそうです。北海道など、雨脚がザッと強まる所もありますので、お出かけの際は、雨の降り方に、お気をつけください。

強風・高波にも注意

さらに、熱帯低気圧から変わる台風の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に、23日(木)から25日(日)にかけて、風が強まり、うねりを伴って波が高くなる所があるでしょう。強風や高波に、注意が必要です。

熱帯低気圧から変わる台風の進路や、発達の程度によっては、さらに風が強まり、波が高くなる可能性があります。

台風への備えは、早めに行うとともに、三連休のお出かけは、最新の気象情報や台風情報を、確認してください。

大雨の備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。

② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

いずれも、大雨になる前に、なるべく早い段階で備えるよう、心がけてください。