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8日の北陸地方は、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。ひょうによる農作物への被害、落雷や竜巻などの激しい突風には十分注意して下さい。

上空に寒気を伴った低気圧が日本海を東進 大気の状態が非常に不安定に

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8日(火)は、上空約5500メートルに氷点下24度以下の師走並みの寒気を伴った低気圧が日本海を東進する見込みです。低気圧の下層には暖かく湿った空気が流れ込み、北陸地方は大気の状態が非常に不安定となるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうによる農作物への被害、急な強い雨には十分注意し、特に屋外作業をする人は、北陸地方の雷レーダー(実況)をこまめにチェックするようにして下さい。

地上付近と上空との気温差は40度以上 積乱雲が発達しやすくなる気象条件

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この時期の北陸沿岸の海面水温は20度前後となっています。一方、上空約5500メートルの気温は氷点下24℃以下の寒気が流れ込む見込みです。地上付近と上空との気温差は40度以上と大きくなるでしょう。このため、北陸地方は大気の状態が非常に不安定となり、激しい上昇気流が発生しやすくなる見込みです。先月10月23日、金沢市では活発な積乱雲の通過による突風の影響で、コンテナの横転など複数の被害が報告されました。その後、金沢地方気象台による現地調査の結果、この突風は「竜巻」と認められました。

これからの時期の北陸は「雷銀座」

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月別の雷日数の平年値(1991〜2020年までの30年間の平均)を比べると、北陸を中とした日本海側の地方では、これからの冬の時期に雷日数が多くなっています。冬季に第一級の強い寒気(上空5500メートル付近に氷点下36度前後)が南下した場合も、日本海の海面水温は相対的に暖かく、大気の状態は非常に不安定となります。これからの時期、石川・富山方面では雷を「ぶり起こし」とも呼び、北陸では冬の味覚である「寒ぶり」漁が最盛期を迎えます。本格的な冬の到来はまもなくです。