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この11月は全国的に気温が高く、夏日や冬日が過去最も遅くなった所もありました。初雪やカエデの紅葉など季節の便りも平年より遅れた所が目立ち、季節の進みは遅くなりました。また、沖縄では記録的な多雨となった所も。

全国的に気温高い 夏日や冬日の最晩記録も

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この11月は、冬型の気圧配置が現れにくく、寒気の影響を受けにくかったため、全国的に気温が平年よりも高くなりました。

きのう29日(火)までの、平均気温は、平年に比べて1.0℃以上高くなった所がほとんどで、特に、北海道の日本海側や九州では、平年に比べて2.0℃以上高くなった所もありました。
関東も軒並み平年を上回り、東京都心はきのう29日(火)までの平均気温は14.4℃で、平年に比べて1.7℃高くなりました。

静岡市では、3日(木)最高気温は26.1℃まで上がり、11月に夏日が出たのは、2011年以来、11年ぶりとなりました。
28日(月)には、熊本市と大分県日田市で最高気温が25.0℃以上の夏日となり、統計開始以来、最も遅い夏日の観測となりました。また、鹿児島市ではきのう29日(火)に、最高気温25.5℃を記録し、過去の夏日最晩記録に並びました。

また、真冬日(一日中気温が0℃未満)や冬日(最低気温が0℃未満)の観測も遅くなっています。
最近10年シーズン(2012-2021年)、冬日地点が300以上の初日は、全て11月中となっていますが、今シーズンはまだありません。
札幌市は、きょう30日(水)午前9時までの最低気温がマイナス1.0℃となり、今季初の冬日となりました。
これは、21世紀に入って最も遅いシーズン初の冬日ということになります。

初雪や季節の便りに遅れも

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初雪の便りは、3日(木)北海道の稚内で観測されたのをスタートに、4日(金)は、旭川、網走、函館で観測され、10日(木)は帯広、14日(月)は釧路で観測、16日(水)には、札幌、室蘭、盛岡で初雪が観測されました。今季本州初の初雪が盛岡で観測されましたが、平年に比べて7日遅くなりました。
今シーズンの初雪は、旭川では平年より16日遅く、札幌や稚内で平年より15日遅くなるなど、北海道の各地で平年より遅い初雪となりました。
きょう30日(水)は、青森で初雪を観測しました。平年より22日も遅く、昨年より7日遅い観測となりました。

また、気温が高めで経過したせいか、イロハカエデの紅葉やイチョウの黄葉は、平年より遅れて観測された所が目立ちました。
きょう30日は、松山でイチョウの黄葉が平年より8日遅く、彦根では平年より2日遅く、岡山では平年より1日遅く、カエデの紅葉が発表されました。

沖縄では記録的な長雨と日照不足

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日照時間の平年比は極端に大きかった所もあれば、少なかった所もあり、地域によって差が大きくなりました。
きのう29日(火)までの日照時間は、日本海側で多くなり、富山市、金沢市、松江市、福岡市では、11月として1位の値を更新しました。

一方で、沖縄地方は、10月中旬頃から気圧の谷や湿った空気の影響で、曇りや雨の日が多く、日照時間は少なくなりました。

きのう29日(火)までの降水量は、沖縄と紀伊半島の一部で平年の3倍以上となりました。
宮古島市平良では、きのう29日(火)までの11月の降水量が725.0ミリで、平年の5倍以上となり、11月として観測史上1位。年降水量としても3429.0ミリとなり、歴代1位の年間降水量を記録しました。宮古島で3000ミリを超えたのは、1966年(3242.8ミリ)以来、56年ぶりのことです。

また、宮古島市城辺では、11月の降水量は787.5ミリとなり、平年の3倍以上となりました。

12月は急に冬らしく

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暖かかった11月ですが、あすからの12月は一気に冬らしくなりそうです。

きょう30日(水)夜からあす1日(木)にかけて、上空にはこの時期としては強い寒気が南下してきます。あす1日(木)には、平地に雪を降らせるレベルの寒気が西日本の日本海側まで南下し、2日(金)も居座る見込みです。

あす1日(木)にかけて、東北や北陸、山陰などの日本海側では続々と初雪の便りが届きそうです。車は冬用タイヤを装備して運転するようにしてください。
また、全国的に気温が一気に急降下し、急に暖房や冬物が手放せなくなりそうです。

この先も、冬型の気圧配置が現れやすく、寒気の影響を受けやすくなってきます。
この先10日程度、気温は北日本と西日本で平年より低く、東日本と沖縄・奄美で平年並みか低い見込みです。
また、雪の情報にも耳を傾けて、車の運転など十分注意をしてください。