きょう15日は、九州から東北は晴れてポカポカ陽気です。花粉は太平洋側を中心に「非常に多く」飛ぶでしょう。西日本はスギ花粉のピーク終盤を迎えていますが、ヒノキ花粉が飛び始めています。

スギ花粉 太平洋側中心に「非常に多い」予想

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きょう15日は、九州から東北にかけての広い範囲で晴れる見込みです。日差しがたっぷり降り注いで、各地でポカポカ陽気となるでしょう。このため花粉は太平洋側を中心に「非常に多く」飛ぶ予想です。空気の乾燥した状態が続きますので、花粉が舞いやすくなります。室内に入る際は、花粉をしっかり払い落としましょう。

花粉が飛びやすい条件

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花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

①「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

②「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③「雨の翌日や気温の高い日が2〜3日続いた後」
雨の翌日は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2〜3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。

スギ花粉 ピークいつまで

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日本気象協会はきのう、2023年 春の花粉飛散予測(第5報)を発表しました。

九州から近畿ではスギ花粉がピーク終盤を迎えています。東海も来週以降は少し落ち着いてきそうです。ただ、今年は飛散量が多いため、ピークが過ぎても油断はできません。また、ヒノキ花粉も西日本の一部ですでに飛散開始しており、3月下旬から4月中旬にかけて各地でピークが続くでしょう。関東甲信や北陸、東北は、3月いっぱいはスギ花粉のピークが続きます。さらにヒノキのピークが例年より早く始まる可能性があり、この先はスギ花粉だけでなくヒノキ花粉にも注意が必要です。