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きょう5日(金:こどもの日)14時42分、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県珠洲市で震度6強を観測しました。連休終盤のあす6日(土)は雨で、午後は次第に本降りとなり、1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれがあります。強い揺れで地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害などに注意が必要です。

6日(土)夜 激しい雨で気温急降下

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5日(金:こどもの日)14時42分、石川県能登地方・珠洲市で震度6強を観測する地震が発生しました。地盤が緩んでいる可能性があるため、今後は少しの雨でも土砂災害などに注意が必要です。

5日(金:こどもの日)夜は、弱い雨が降ったりやんだりとなるでしょう。

6日(土)は、低気圧が北日本を通過し、前線が6日(土)〜7日(日)にかけて、北陸地方を南下する見込みです。低気圧や前線に向かって、南から梅雨末期のような暖かく湿った空気が流れこむため、大気の状態が不安定となるでしょう。石川県珠洲市では、朝から雨で、午後は次第に本降りとなるでしょう。夜は1時間に30ミリ以上の「激しい雨」が降るおそれがあります。

雨雲が予想よりも発達した場合は、警報級の大雨となる可能性があるため警戒が必要です。

また、きょう5日(金:こどもの日)は最高気温が25.9℃と、夏日となった珠洲市ですが、あす6日(土)は、日中でも20℃を少し超えるくらいとなり、夜はグッとヒンヤリしそうです。

連休明け 8日(月)まで雨が降りやすい 土砂災害に注意

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7日(日)〜8日(月)にかけて、前線が本州の南岸沿いに停滞し、前線上を低気圧が進むため、8日(月)まで雨に注意が必要です。9日(火)頃から前線が南の海上へ離れて高気圧に覆われてくるため、天気は回復へ向かうでしょう。

この時期としては冷たい空気に覆われるため、7日(日)〜8日(月)は最高気温15℃前後と、昼間でも上着がないとヒンヤリそうです。9日(火)以降は、日中は20℃前後とシャツ1枚で過ごせますが、朝晩は8℃と一桁の気温となりそうです。朝と日中の気温差も大きくなるため、体調を崩さないようお気をつけ下さい。

土砂災害に注意

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過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1〜2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。特に今後2〜3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。また、この地域では、2年以上地震活動が続いており、当面、継続すると考えられますので、気象庁は注意を呼び掛けています。

今後しばらくは、少しの雨でも土砂災害に注意が必要です。斜面のひび割れ、異様な音やにおい、湧き水が止まる、濁った水が噴き出す場合は、土砂災害の前兆です。むやみに家の裏山など、近づかないようにしましょう。