きょう16日は関東など前日に比べて気温が急上昇しましたが、あす17日は一段と気温アップ。関東の内陸部では、全国で今年初めてとなる35℃以上の猛暑日が出る可能性も。東京都心や仙台市、名古屋市など、今年初の真夏日が続出。5月ですが危険な暑さとなるため、熱中症に警戒。

あす17日 関東で今年全国初の猛暑日か 都心など初真夏日も 東北も一気に上昇

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きょう16日(火)は全国的にきのう15日(月)に比べて気温が上昇し、特に、関東では10℃くらい気温の上がった所もありました。
あす17日(水)は、日本の上空にはさらに暖かな空気が流れ込み、全国的に気温が上がる見込みです。

特に関東や東北には7月下旬並みの暖気が流れ込み、一段と気温が上がるでしょう。東北ではきょう16日に比べて10℃前後も大幅に高くなり、関東も5℃くらい高くなる所が多い見込みです。

関東の内陸部では、全国で今年初めてとなる35℃以上の猛暑日が出る可能性もあり、気象庁の予報では前橋で36℃という予想も出ています。九州から東北まで真夏日地点が一気に増え、東京都心や仙台市、名古屋市など、関東甲信や東北、東海など、今年初めての真夏日が続出するでしょう。
北海道でも夏日になる所があり、最高気温は7月から8月並みとなる所が多い見込みです。

5月ですが、各地で危険な暑さとなりますので、熱中症に警戒してください。

5月の熱中症搬送者数

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総務省症消防庁のデータによると、今年5月1日から7日までの全国の熱中症搬送者数は495人となっています。(速報値)
ゴールデンウィークの期間中は、晴れて暑い日が多く、昨年の同時期に比べて16人多くなりました。

また、過去の5月の熱中症による救急搬送者数は2000人を超えている年が多く、4年前の2019年は4448人でした。また、昨年2022年は4名、2019年は8名の方が熱中症によって、命を落としています。2019年は、東京都心で4日連続で真夏日が観測され(24日〜27日まで)、前橋市では過去2番目に早い猛暑日を観測しました(5月27日)。
※2020年は調査データなし

本格的に暑くなる前の5月は、真夏とは違って空気がカラッとしているため、つい暑さに油断してしまう方も多いと思います。5月はまだ体が暑さに慣れていない方がほとんどです。気温の上昇が予想されるため、熱中症に十分に警戒し、水分をこまめにとるなど対策を行ってください。

あさって18日まで季節外れの暑さが続く

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18日(木)も暖気が居座るため、気温の高い状態が続くでしょう。
東京都心ではあす17日(水)、18日(木)の2日連続で真夏日の予想が出ていますが、5月中旬までに2日連続で真夏日になると、過去の記録にはなく、初めてのこととなります。

また、仙台市や長野市や名古屋市でも、真夏日が続く予想が出ていて、5月として過去にない記録が続出しそうです。慣れない暑さにがまんをせず、炎天下の活動は涼しい場所でこまめに休憩をとってください。また室内でも積極的にエアコンを使用するなど、暑さ対策を行ってください。

きょう16日(火)のうちに、ちゃんと使用ができるかどうか、エアコンの試運転をしておくと安心です。