台風2号が25日正午、「猛烈な」勢力に発達。週末以降、日本列島への影響に注意を。

台風2号 猛烈な勢力に発達 5月の「猛烈な」台風は8年ぶり

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台風2号が25日正午、「猛烈な」勢力に発達しました。中心気圧は920hPa、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、マリアナ諸島を1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいます。

5月に台風が「猛烈な」勢力となるのは、2015年の6号以来で、8年ぶりです。

台風2号は今後、勢力を維持しながらフィリピンの東を西へ進み、29日頃から「非常に強い」勢力を維持したまま、沖縄地方に接近する恐れがあります。

沖縄地方の沿岸の海域では、27日頃からうねりを伴いしける見込みです。今後の台風情報に十分注意し、早めの備えを行ってください。

台風の強さ 「猛烈」な台風とは

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台風の強さは最大風速で区分されており、「強い」は最大風速が毎秒33メートル(64ノット)以上〜毎秒44メートル(85ノット)未満、「非常に強い」は最大風速が毎秒44メートル(85ノット)以上〜毎秒54メートル(105ノット)未満、「猛烈な」は最大風速が毎秒54メートル(105ノット)以上です。

今回の台風2号は、台風の強さのランクの中で最も強い「猛烈な」台風となりました。

台風が近づく前の対策 高波や高潮に備えて

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台風が接近する前から、沿岸部では、台風による高波や高潮の恐れがあります。
次の3つのことに注意しながら、備えることが必要です。

1つめは、何より、高波や高潮の恐れがある海岸周辺には、近づかないようにしましょう。海や船の様子が心配でも、見に行くのは、絶対に止めてください。

2つめは、大潮の時期や満潮時刻を確認しておきましょう。台風による高波や高潮が、満潮時刻と重なると、海岸周辺の道路の冠水や浸水など、被害が大きくなる恐れがあります。

3つめは、安全に行動できるうちに、避難(移動)しましょう。波しぶきが護岸設備を越えて、海沿いの道路に押し寄せると、冠水して通行が危険になる恐れがあります。通行止めや速度規制などの交通情報は、こまめに確認して、早めに避難してください。