きょう5月29日、気象庁は九州北部〜東海地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。5月の梅雨入りは、東海・近畿地方では10年ぶりです。

九州北部〜東海地方 平年より早い梅雨入り

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気象庁は、きょう5月29日、九州北部〜関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。

九州北部地方では平年より6日早く、四国地方では平年より7日早く、中国・近畿・東海地方では平年より8日早い梅雨入りです。5月の梅雨入りは、東海・近畿地方では10年ぶりです。今年も長雨の季節が始まりました。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

九州北部〜東海地方 雨の季節が到来

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きょうの九州北部〜東海地方は、断続的に雨が降るでしょう。雨雲のもととなる湿った空気が、梅雨前線に向かって流れ込み、激しい雨が降る所もありそうです。

梅雨前線は30日以降、いったん南下しますが、今週後半は、また湿った空気が流れ込みやすくなるため、曇りや雨のぐずついた天気になりそうです。

さらに、台風2号が北上することにより、梅雨前線に向かって、湿った空気がどんどん流れ込むと、本州付近でも大雨になる可能性があります。台風が離れていても、注意が必要です。

なお、梅雨明けの平年は、四国地方では7月17日ごろ、九州北部地方・中国地方・近畿地方・東海地方・関東甲信地方では7月19日ごろです。