台風2号の北上に伴い、前線の活動が活発化。関東甲信では、2日(金)から3日(土)の前半にかけて雨脚が強まり、道路が冠水するなど交通に影響が出る可能性も。その先も、数日の周期で雨雲が広がる。

1週目 台風北上 前線の活動が活発に

天気が数日の周期で変わります。
期間の初めは広く雨となるでしょう。4日から6日にかけては、晴れ間が出ますが、所々でにわか雨がありそうです。7日は再び雨の範囲が広がるでしょう。特に、「2日から3日の前半」は大雨となるおそれがあり、早ければこのタイミングで梅雨入りしそうです。

台風2号の動向は

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台風2号は次第に北上。あす6月1日から2日頃に沖縄地方にかなり接近し、その後は日本の南を東よりに進むでしょう。
4日の予報円は大きく、進む方向や速度の予想に幅がある状況です。ただ、進路にかかわらず、台風周辺の高温多湿な空気や、太平洋高気圧の縁を回る湿った空気の影響で、本州付近に延びる前線の活動が活発になりそうです。

2日〜3日前半 各地で雨脚強まる

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2日から3日の前半にかけて雨が続き、「2日夜〜3日未明」をピークに広い範囲で雨脚が強まるでしょう。
道路が冠水するなど、交通が乱れる所もありそうです。また、川や用水路は、急に流れが速くなるおそれがありますので、むやみに近づかないようにしてください。
現時点の予想では、関東南部を中心に総雨量が多くなり、土砂崩れなどの災害の危険度が高まってくることも考えられます。気象台からの情報に留意しつつ、慎重な行動を心掛けてください。

2週目 曇りや雨の日が多い

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この期間も、すっきりしない天気が続くでしょう。
8日は雲に覆われて、9日と10日は広く雨が降りそうです。11日から13日にかけては、日の差すこともありますが、所々で雨雲が湧いてくるでしょう。

なお、気温は、1週目から2週目を通して、平年並みかやや高い日が多い予想。特に11日以降は、日中の気温が28℃から30℃くらいまで上がり、暑くなるでしょう。湿度も高めで、汗がなかなか乾かず、体に熱がこもりやすくなります。熱中症に十分な注意が必要です。