台風2号や梅雨前線の影響で、記録的な大雨となりました。日本列島は大雨シーズン・台風シーズンに入っています。この先も西日本などで雨量が多くなる日があるでしょう。この先2週間の天気と気温の傾向です。

6日〜7日 西日本で雨量が多くなる所も

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台風2号が接近した沖縄は1日(木)から2日(金)にかけて大荒れの天気になりました。また、2日(金)から3日(土)にかけて本州付近に延びる梅雨前線の活動が活発化。九州から東北南部は発達した雨雲がかかり、線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となりました。雨雲は抜けましたが、記録的な大雨となった地域では地盤が緩んでいるため、引き続き土砂災害に注意・警戒が必要です。

この先は、4日(日)と5日(月)にかけては西日本や東日本は高気圧に覆われて、九州から関東甲信はおおむね晴れるでしょう。最高気温は平年並みか高く、名古屋などで真夏日(最高気温30℃以上)となりそうです。熱中症にご注意ください。北陸から北海道は上空に寒気を伴った低気圧の影響で、日本海側を中心に所々で雨や雷雨がありそうです。

6日(火)から7日(水)は前線を伴った低気圧が本州の南岸付近を通過するでしょう。九州から関東甲信の太平洋側を中心に雨が降りそうです。九州から近畿には活発な雨雲がかかり、今回ほどではないですが、雨量が多くなる所があるでしょう。

8日(木)頃からは本州の南岸付近に梅雨前線が停滞しやすいでしょう。九州から関東甲信は雲が広がりやすく、太平洋側を中心に雨の降る日がありそうです。

大雨シーズン・台風シーズン

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11日(日)以降も梅雨前線は本州付近に延びる予想です。九州から関東甲信にかけては曇りや雨の日が多いでしょう。12日(月)から13日(火)頃は活発な雨雲がかかり、雨脚が強まる可能性もあります。最新の気象情報にご注意ください。東北も雲が広がりやすく、雨の降る日が度々ありそうです。北海道もすっきりしない天気でしょう。沖縄は8日(日)頃まで梅雨の晴れ間となりますが、9日(金)以降は雨の降る日が多い予想です。

沖縄や奄美、九州から東海はすでに梅雨入りしており、関東甲信も次の雨で梅雨入りの可能性があります。また、海外の予測モデルなどでは再来週、台風などの熱帯擾乱の発生を予測しているものもあります。まだはっきりしませんが、日本列島は大雨シーズン・台風シーズンに入っていますので、今後の情報にご注意ください。日ごろから大雨や台風への備えをしておくと良いでしょう。

大雨への備え

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大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

① 避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
② 非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③ 側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。