この先も、九州から東海は曇りや雨の日が多く、太平洋側では局地的に降水量が多くなりそうです。9日(金)頃は西日本で大雨となる恐れがあるため、注意が必要です。関東甲信や北陸などでも、まもなく梅雨入りするでしょう。

1週目(6日〜12日):9日は西日本で大雨の恐れ

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あす6日(火)から7日(水)は、前線を伴った低気圧が西から近づき、日本の南海上を東へ進む見込みです。6日(火)は九州から東海で雨が降り、7日(水)は、近畿から東北で雨の降る所が多くなりそうです。気圧の谷の影響を受けるため、北海道は雨が降りやすいでしょう。沖縄は晴れる見込みです。

8日(木)は、北海道や東北、沖縄は晴れ間がありそうです。一方、梅雨前線の影響で、九州から関東は雨の降る所が多いでしょう。

9日(金)は、日本海に低気圧が進み、前線が西日本から北日本にかかる見込みです。広い範囲で雨が降り、短い時間に雷を伴って雨の降り方が強まる可能性があります。前線の位置次第では、西日本で大雨となる恐れがありますので、注意が必要です。

10日(土)から12日(月)も、前線が日本の南岸に停滞する見込みです。曇りや雨の所が多く、スッキリしない天気が続きそうです。関東甲信や北陸でも、梅雨入りするかもしれません。

最高気温は、平年並みか平年より高い日が多いでしょう。東北でも夏日(最高気温が25℃以上)が多く、汗ばむ陽気となる日もありそうです。暑さ対策をしっかりとしてお過ごしください。

2週目(13日〜18日):沖縄は梅雨空が続く

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13日(火)から15日(木)にかけても、梅雨前線や湿った空気の影響で、九州から東北は曇りや雨の日が多いでしょう。16日(金)以降は晴れ間がでますが、前線の位置や動き次第で、予報が変わる可能性があります。最新の気象情報をご確認ください。北海道は曇りの日が多いものの、時々晴れ間がありそうです。一方、沖縄は梅雨空が続くでしょう。

最高気温は、九州から北海道で、平年並みか平年より高い見込みです。雨でも気温が高く、蒸し暑く感じられる日もありそうです。湿度が高いと熱中症の危険度が高まりますので、通気性の良い素材の服装を選ぶと良いでしょう。沖縄は平年並みか平年より低い日が多くなりそうです。

大雨への備え(ハザードマップや避難場所の確認)

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この先も前線の動き次第で、局地的に雨の降り方が強まり、大雨となる可能性があります。大雨への備えは早めにしておくと安心です。

大雨災害による被害を少しでも小さくするために、ハザードマップで避難場所や避難経路を確認しておきましょう。その際、複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、家の周辺で浸水の可能性がある場所や、土砂災害の危険性の高い場所を把握しておきましょう。
ハザードマップは、国土交通省や各自治体のホームページなど、インターネットから入手することが可能です。随時更新されますので、定期的に確認しておくと安心です。

避難する際に必要な非常用品は、リュックなどにまとめて、すぐに持ち出せる場所においておきましょう。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。

大雨が予想される場合には、なるべく早い段階で、準備しておきましょう。