明日(6日)の北海道付近は、大気の状態が不安定となるでしょう。晴れ間があっても急に雨が降るなど、天気が変わりやすくなります。最高気温は6月下旬から7月並みで、少しムシムシと感じられるかもしれません。

急な雨に注意を 降り方が強まることも?

明日(6日)の北海道付近は、次第に低気圧が近づく見込みです。上空には寒気がありますが、大気下層には午後を中心に暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。このため、上空と下層との気温差が大きくなり、大気の状態が不安定となります。空気が湿っているため、雨を降らせる雲も発生しやすくなるでしょう。

日本海側では気圧の谷の影響で午後から雨が降りやすくなる見込みです。その他の地域は晴れ間が出ていても急に雨の降り出す可能性があります。吹いてきた風が地形に沿って上昇する山間部を中心に雷を伴い、雨の降り方が強まる恐れがあります。落雷や突風、急な強い雨など、天気の急な変化に注意して下さい。

通勤、通学など、外出の際は、出かける前に晴れていたとしても雨具は忘れずに。

空気が湿り、ややムシムシ

天気は崩れやすくなりますが、暖かい空気の影響で最高気温は平年より高くなるでしょう。広く6月下旬から7月並みとなる見込みです。

5月は真夏日を観測するなど暑い日があっても空気が乾燥しており、カラッとした暑さでしたが、明日は日差しも少なく、空気も湿っているため、少しムシムシとした暑さとなるでしょう。

まだ体が暑さに慣れていない時期でもありますので、熱中症には十分注意して下さい。また、内陸や道東方面では朝の気温が平年より低めとなる見込みです。朝晩と日中との気温差が大きいため、脱ぎ着しやすい服装選びをするとよさそうです。

なお、今日昼すぎに札幌管区気象台から高温に関する早期天候情報が出され、特に太平洋側で11日頃から平年と比べてかなりの高温となる予想となっています。まだまだ夏本番というほどではありませんが、来週にかけて空気から夏に近づいたことを実感する日が増えそうです。