フィリピンの東で台風が発生する予想。来週は日本に影響を及ぼし、荒天の恐れも。特徴をみると、台風17号と似た進路や強さになる可能性もあり、10月もまだ台風に警戒。

「台風のたまご」から「台風18号」へ 違いは?

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日本の南の海上、フィリピンの東にある「熱帯低気圧」に伴う白い雲のかたまりが、昨日に比べると、一段とまとまってきました。これは、いわゆる「台風のたまご」で、この後、台風18号に発達する恐れがでてきました。
「台風」は、北太平洋南西域の熱帯低気圧が発達したものです。「熱帯低気圧」がさらに発達して、最大風速がおよそ毎秒17メートル(34ノット)以上になったものを「台風」と呼ぶのです。

熱帯低気圧の進路予測 今回の特徴は

「熱帯低気圧の進路予測」は、ヨーロッパの気象機関の計算をもとにした進路予想です。複数の進路があるのは、計算式に少しずつ異なる初期値を投入して複数の計算を行っているからです。この手法を使うことで、取り得る誤差の範囲や傾向を見ることができます。
この図を詳しく見てみますと…特徴は大きく2つあります。
1つめは「経路」です。経路は、昨日までの予想に比べて西寄りになり、まとまって、ブレが少なくなってきました。また、多くの計算結果が台風17号と似たような経路(対馬海峡付近を通る)を予想していますが、九州(の北部)に上陸する予想をしているものも結構あります。
2つめは「発達具合」と「日本に近づくタイミング」です。九州の西に近づく頃には、中心気圧が950hPa以下まで発達する予想が3〜4割ほどあります。スピードにはまだ結構ブレがあり、今のところ、九州に最も接近するタイミングは、2日(水)後半〜3日(木)とみられていますが、日本海に入っても、(構造上、台風ではなく、温帯低気圧になるかもしれませんが)衰えて消滅する予想をしているものが少なく、北日本にも3日(木)夜から4日(金)にかけて勢力を保ったまま接近する恐れがあります。

前回 台風17号の被害は

今回は、また台風17号と同じような進路を通る可能性がありますが、台風17号の猛威といえば、まだ記憶に新しいかと思います。
台風17号によって、沖縄県渡嘉敷島で最大瞬間風速47.7メートルの暴風を観測し、宮崎県延岡市では竜巻が発生。三重県紀北町付近で1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表され、長崎県対馬市では「50年に一度の記録的な大雨」になった所もありました。
また、台風から離れた関東でも風が強まり、9月23日には、千葉市で最大瞬間風速24.2メートルを観測しました。
さらに、台風17号は、荒れた天気だけでなく、季節外れの猛暑ももたらしました。富山県砺波市で9月なのに最高気温が35度を超えて、猛暑日になりました。

10月も まだ台風シーズン 新たな台風に備えて

平年ですと、10月の台風の発生数は3.6で、接近数(台風の中心が国内のいずれかの気象官署から300キロ以内に入った場合の数)は1.5、上陸数は0.2。いずれも9月ほど多くはありませんが、まだまだ台風シーズンは続きます。
今回も「まだ遠いから」「離れた所を通るから」と油断しないで、最新の台風情報をこまめに確認するとともに、早めの台風対策を行って下さい。