台風5号に始まった8月。記録的な大雨も相次ぎ、北日本や東日本の太平洋側の低温と日照不足ですっきりしない1か月でした。8月の天候はどうだったのか、そして9月はどのような天候になるのでしょうか。

★台風5号襲来

≪台風5号 各地で大雨≫
8月2日に平年より遅く、東北と北陸で梅雨明けし、全国的に夏本番!と思った矢先に台風5号が日本列島を襲いました。台風5号は、7月21日午前9時に発生。日本の南を迷走して、7日には和歌山県北部に上陸。本州を縦断し、日本海に抜けたのち、8月9日に温帯低気圧へ。台風としては18日と18時間存在し、過去3番目に長い長寿台風となりました。各地で大雨となり、5日には名瀬で日降水量509.0ミリ(8月の観測史上1位)を記録。また各地で一時間に100ミリ前後の雨が降り、記録的短時間大雨情報も次々と発表されました。奄美や屋久島など、50年に一度の大雨になった所もありました。
≪フェーン現象で気温上がる≫
また、台風5号が熱帯の空気を持ち込み、東日本の日本海側や西日本中心に気温が上がりました。5日と6日には猛暑日の地点数が100地点を超えて、各地で猛烈な暑さとなりました。6日には島根県益田市で39度3分を観測し、今年初の39度超え。7日には石川県のかほくで観測史上最も高く39度を記録しました。

★夏らしくない夏 東京都心も

≪北・東日本の太平洋側はすっきりしない空模様≫
8月上旬から中旬にかけて、平年には見られないオホーツク海高気圧が出現。そのため、北東からの冷たく湿った空気が持続し、北日本と東日本の太平洋側では日照不足と低温が続きました。仙台では1日から26日まで連続して降水があり、8月の連続降水の記録が第1位となりました。
≪東京都心も記録いろいろ≫
東京都心も曇りや雨の日が多く、どんよりとした空模様が続きました。1日から21日までの21日間連続で降水を観測し、40年前(1977年)に続き、連続降水記録が第2位となりました。また、東京都心では、8月に日照時間が10時間以上になった日が0日。これは1998年以来、19年ぶりです。また、8月に都心で猛暑日になったのは8月9日の37度1分でたった1日のみ。今年の8月の都心は雨や曇りの日が多くなりました。

★9月はどうなる?

≪9月の天気傾向≫
最新の1か月予報によりますと、9月の前半は、北日本と東日本では北からの寒気の影響を受けやすく、気温が低くなる見込みです。肌寒く感じられる日もあるでしょう。羽織る物を用意しておいた方が良さそうです。9月の後半になると、北日本と東日本では高気圧に覆われて気温も平年並みか高くなるでしょう。過ごしやすい日が多くなりそうです。また、北日本の太平洋側では、湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は多い見込みです。傘の出番が多くなるでしょう。北日本の日本海側と東日本でも向こう1か月の降水量は平年並みか多い見込みです。沖縄や奄美では向こう1か月は晴れる日が多く、気温も高い状態が続く見込みです。かなり高くなる日もあり、残暑が厳しいでしょう。
≪9月は台風シーズン≫
8月は台風11号から15号まで5つの台風が発生。現在台風15号がゆっくりと小笠原諸島付近を北上中です。9月のスタートは東北の太平洋側と関東では台風の影響を受けるでしょう。
台風は発生、接近、上陸ともに年間では8月から9月がピークで、台風シーズンはまだまだこれからです。過去に、日本に大きな災害をもたらした台風は9月に日本付近を通ることが多くなっています。今回の台風5号のような長寿台風は、7月〜9月と夏場に多く発生します。台風にはまだまだ警戒が必要です。今後も台風情報をこまめにチェックしてください。