今日からちょうど3年後の2020年7月24日といえば……そう、待ちに待った東京オリンピック開会式の日! 夏季オリンピックの日本開催は56年ぶりということもあり、日本選手団の記録的なメダルラッシュに早くも期待が寄せられています。
そこで今日は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックで選手たちに贈られる“メダル”にフォーカス。現在、大会組織委員会が中心となって進めている『都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト』について詳しくご紹介しましょう。メダル製作のサポーターとして誰でも参加できますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

リサイクル100%を目指す、国民参加型の一大プロジェクト

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、大会組織委員会や東京都が実施している『都市鉱山からつくる! みんなのメダルプロジェクト』―― 家庭で使わなくなった携帯電話や小型家電を無料で回収し、金・銀・銅を取り出してメダルに再生する、国民参加型の一大プロジェクトです。
東京大会で選手たちに贈られるメダル数は約5000個。金40kg、銀4.9トン、銅3トンが必要で、携帯電話に換算すると2000万台になるそうです。2016年のリオデジャネイロ大会でもリサイクル金属がメダルに使われましたが、東京大会では再生金属100%のメダルを目指し、2019年春頃まで回収が進められる予定です。

使わなくなった携帯電話などを無料で回収
使わなくなった携帯電話などを無料で回収


回収対象は28品目、回収方法は3通り

今年4月からスタートしたメダルプロジェクトには、全国で約700の自治体が参画しています。回収の対象となるのは、携帯電話やスマートフォン、パソコン、デジタルカメラ、携帯ゲーム機などの28品目。対象品の回収は、自治体・認定業者などが設置した回収ボックスへの投入や、指定された場所へ持ち込む拠点回収、認定業者による宅配回収の3つの方法があります。
回収ボックスは、東京都庁や各市役所、公共・商業施設、イベント会場など、全国で約7000ヵ所に設置されています。ボックスに投入できるのは、携帯電話やスマートフォン、タブレット、デジタルカメラなどの小型電子機器で、希望すればスタッフが目の前で破砕処理をしてくれますので、データが取り出される心配はありません。
その他、小型家電類などの拠点回収・宅配回収の方法や、参画している自治体・回収品目などの詳しい情報は、下記の「あわせてチェックしたい」の大会プロジェクト専用サイトをご覧ください。

リサイクルへの取り組みをレガシーに

都市で大量に廃棄される家電製品の中には、レアメタルなどの金属資源が含まれていることから「都市鉱山」と呼ばれ、その有用性が注目されています。これを受けて2013年には小型家電リサイクル法が施行されましたが、社会的な認知度・関心度が低く、まだまだ回収が進んでいないのが現状のようです。
そうしたなか、リサイクル金属を活用するメダルプロジェクトは、環境に配慮したサスティナブル(持続可能)な取り組みの重要性を、国内外に発信する絶好の機会といえるでしょう。
家で眠っている携帯電話や小型家電が、トップアスリートの胸で輝くメダルに生まれ変わる――そんなドリームプロジェクトを通して、小型家電リサイクルの普及・推進につなげ、大会後も社会に定着するレガシーとなれば、これほど素晴らしいことはありません。

携帯や小型家電には有用な金属資源が
携帯や小型家電には有用な金属資源が