台風第7号が足早に通り過ぎた先週の北海道。この先一週間は太平洋高気圧から吹き出す暖かく湿った空気が入りやすく、暑さが続きそうです。特に23日ごろは暑さのピークとなりそうで、道東の内陸などで最高気温が35℃以上の猛暑日となる所があるかもしれません。引き続き熱中症対策や食品の管理などに十分注意してください。

【まだまだ暑さが続く 再び猛暑日も】

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北海道付近にはこの先一週間程度、日本の東で根を張るように居座る高気圧が張り出す見込みです。高気圧の中心から西向きに吹き出す風が暖かく湿った気流となって北海道の上空に流れ込むと予想されます。

この先、道内で予想される天気を見ると、湿った気流が海上から入りやすい太平洋側では、釧路方面など沿岸を中心に濃い霧のかかる恐れがあります。車や船舶の運転の際には、見通しの悪さに注意してください。

その他では、25日ごろにかけては割合晴れ間が望めそうです。日中は日ざしが強まり、各地で気温も上がりそうです。札幌や旭川、帯広など内陸や函館などでは最高気温が連日30℃に達すると予想され、特に23日の帯広は予想最高気温が35℃と、道内では8月17日以来の猛暑日となるかもしれません。例年8月下旬ともなれば道内には秋らしい空気が入る頃ですが、しばらくの間は夏の暑さが、がんばりそうです。

次の週末は気圧の谷の影響で各地で雨となるでしょう。暑さはやや落ち着く見込みですが、湿度が高くなるため、蒸し暑くなりそうです。朝晩中心に気温は高めなので、寝苦しくなる所もあるでしょう。

【暑さ対策はまだ必須】

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続く暑さのため、しばらくの間は熱中症や食品の管理に十分な注意が必要です。熱中症にかからないためにも、暑さが厳しくなりそうな日には、できるだけ涼しい環境で過ごす、無理な運動は避けるなどの行動をとるようにしてください。

北海道では夏休みが終わって新学期が始まる地域が多く、また例年ではあと2ヶ月もしないうちに標高の高い山岳から初雪の便りが届きます。しかし、今年はまだまだ厳しい暑さが続く上、来週から再来週にかけて道内の一部地域では花火大会など夏を連想させるイベントが開催されます。暑さに気をつけながら、残り少ない北海道の夏を楽しみましょう。