来週の前半は冬の嵐となり、北陸や北日本の日本海側を中心に大雪や猛吹雪となる恐れがあります。交通機関の乱れなどに警戒が必要です。1月下旬に入っても日本海側では雪や雨の日が多くなるでしょう。

前半(13日〜19日) 週明けに低気圧急発達 北日本や北陸は冬の嵐

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あす13日(土)は、冬型の気圧配置となり、日本海側では雪や風の強まる所が多いでしょう。群馬北部や長野北部、新潟などは大雪警報が発表される可能性が「中」レベルです。能登半島など地震の被災地でも本格的に雪が降るでしょう。太平洋側にも所々に雪雲が流れ込み、関東でも夜は平地で雪の降る所がありそうです。

あさって14日(日)は一時的に冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪も弱まる所が多いでしょう。

15日(月)〜16日(火)は低気圧が急発達しながら北日本を通過した後、強い冬型の気圧配置となる見込みです。北陸や北日本の日本海側を中心に大荒れとなり、大雪や猛吹雪となる恐れがあります。積雪が急増して鉄道ダイヤが乱れたり、視界が悪くなることで車の事故が発生しやすくなります。太平洋側でも15日(月)は所々で雨や雪が降るでしょう。

17日(水)は高気圧に覆われて穏やかに晴れる所が多いですが、18日(木)〜19日(金)は前線の近づく西日本を中心に雨が降りそうです。

後半(20日〜25日) 1月下旬も日本海側は断続的に雪や雨

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20日(土)〜21日(日)は、低気圧や前線の影響で九州〜東北の広い範囲で雨が降るでしょう。平地で雪の降る所はほとんどなさそうですが、気温は低く、各地で冷たい雨となりそうです。

22日(月)は再び冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪の降る所が多いでしょう。北陸などでは降り方が強まる可能性があります。また、寒気が西回りで流れ込むため、福岡など九州でも雪交じりの雨となるかもしれません。西日本では瀬戸内などにも雪雲が流れ込みそうです。

23日(火)以降も北陸や北日本の日本海側では断続的に雪や雨が降る見込みです。関東から西は晴れる日が多いですが、最高気温は10℃くらいの所が多く、真冬らしい寒さでしょう。

雪道運転 備えは万全に

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雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。

(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。

(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。

(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。

(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。出かける前に燃料が十分にあることも確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。