気象庁は今日18日、この先の1か月予報を発表。全国的に高温傾向が続き、春の兆しを感じられる日が早まるか。ただ、周期的には強い寒気が流れ込んで、寒暖差が体に堪えそうです。降水量は全国的に平年並みか多い見込み。太平洋側は南岸低気圧の動向にも注意が必要です。

高温傾向が続く 早い春の兆しか

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気象庁は今日18日、この先の1か月予報を発表しました。

この先も日本付近は寒気の影響を受けにくい状態が続く見込みです。2月初め頃にかけては、西日本や東日本を中心に気温が平年より高くなるでしょう。2月初めから中頃は、北日本も含めて全国的に気温が高い傾向となりそうです。

春の兆しが早く感じられるかも知れません。積雪の多い所では、気温が高くなる日は急に雪解けが進み、なだれや融雪による落雪が起こりやすくなるため、注意してください。

2月上旬〜関東などでスギ花粉が飛散開始

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春の訪れを感じる1つでもある「花粉」。今日1月18日、日本気象協会は「2024年春の花粉飛散予測(第3報)」を発表しました。

それによると、2024年春のスギ花粉は、九州〜関東の一部で2月上旬から飛散開始となり、例年並みか例年より早いスタートになるでしょう。飛散量は、多くの地域で例年並みかやや多い見込みです。

花粉症の方は早めに薬を処方してもらうなど、できる限り、早めに備えておくと良さそうです。

暖冬傾向でも寒波注意 土日は関東甲信で雪の可能性

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1か月予報では、太平洋側ほど低気圧の影響を受けやすく、降水量が平年並みか多い予想が出ています。

この土日にも、本州の南岸を低気圧が進む見込みで、広い範囲で冷たい雨が降るでしょう。局地的には雨脚が強まり、まとまった雨が降りそうです。また、関東では内陸部ほど降り始めから雪となり、積雪となる恐れがあります。東京都心など関東の平野部では今のところは、雨の可能性が高くなっていますが、状況によっては雪になる可能性があるでしょう。

関東の1都6県と山梨県、長野県では20日と21日、「大雪警報」が発表される可能性が「中」程度あると情報が出ています。交通などに影響が出る可能性もありますので、直前まで最新の情報をご確認ください。

1月、2月は関東では南岸低気圧による大雪シーズンでもあるため、この先も注意が必要です。

来週前半は強い寒波 日本海側は大雪や猛吹雪の恐れ

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南岸低気圧の通過後、来週前半は強い寒気が西回りで流れ込み、日本の上空に居座る見込みです。
日本海側は広い範囲で雪が降り、大雪や猛吹雪となる恐れがあります。

高温傾向が続くものの周期的には強い寒気が流れ込んで、まとまった雪が降るでしょう。地震の被災地でも再び雪が強まり、急な寒さが体に堪えるでしょう。できる限り、早めに対策をとって、暖かくしてお過ごしください。