今週末は日本海側で雪が降り、北日本では暴風や猛ふぶきによる交通への影響に警戒が必要です。太平洋側の地域は晴れる所が多いですが、明日2日は広く真冬の寒さとなりそうです。今日より5℃前後低くなるため、気温差で体調を崩さないようお気をつけください。

日本海側は大雪や猛ふぶき・暴風に警戒

明日2日(土)は、日本付近は冬型の気圧配置が強まり日本海側では雪が降り、山沿いでは大雪となりそうです。

明日2日(土)は、平地でも雪の降る目安となる上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が日本列島をすっぽり覆い、さらに強いマイナス12℃以下の寒気が北陸や東北付近に流れ込む見込みです。日本海側を中心に大雪となりそうです。
北海道では沿岸を中心に見通しのきかないようなふぶきとなり、瞬間的には35m/sの道路標識が傾くほどの暴風が吹き荒れそうです。暴風や猛ふぶき、吹きだまりによる交通への影響に警戒が必要です。
東北も断続的に雪が降り、ふぶく所があるでしょう。特に明後日(3日)は日本海側から近づく低気圧の影響で、秋田県や山形県を中心に積雪が多くなりそうです。
また、北海道の日本海側、太平洋側、東北の日本海側では、明日(2日)は並みの高さが5メートルと予想されています。高波にも注意が必要です。

北陸から山陰も断続的に雪が降り、平地でも積雪となる所がありそうです。

予想される雪の量

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大雪や暴風雪で影響が大きいと予想される北海道の予想降雪量は、以下の通りです。
1日午後6時から2日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
北海道日本海側    50センチ
北海道太平洋側    30センチ
北海道オホーツク海側 40センチ

その後、2日午後6時から3日午後6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、
北海道日本海側    40〜60センチ
北海道太平洋側    10〜20センチ
北海道オホーツク海側 40〜60センチ  です。

また、3日午後6時までの48時間予想降雪量を示した上の図をみると、東北や北陸の山沿いの地域でも80センチ前後の雪が予想されていて、大雪となるおそれがあります。これらの地域でも交通への影響に注意が必要です。

2日(土)は広く真冬の寒さ 日ごとのアップダウンが激しい

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明日2日(土)は日本付近に寒気が流れ込むため、広く真冬の寒さとなりそうです。
予想最高気温は、北海道はマイナス3℃前後で、各地で真冬日となるでしょう。東北北部は0℃くらいで凍える寒さとなりそうです。東北南部や北陸は5℃前後、関東から九州は10℃に届かない所がほとんどでしょう。今日は平年並みかやや高い気温の所が多かった分、より寒く感じられそうです。東京都心は今日より7℃も低い9℃の予想です。

明後日3日(日)は寒気が抜ける見込みです。最高気温は、北海道は0℃前後、東北北部は3℃くらい、東北南部と北陸は8℃〜9℃くらいでしょう。関東から九州は11℃〜14℃くらいで、日差しの出る所では、ほっとできそうです。
日ごとの気温差が大きくなるため、服装で上手に調節して、体調を崩さないようお気をつけください。