日本列島を度々低気圧が通過します。明日3日(日)は北海道から北陸は大雪や吹雪に注意。5日(火)から6日(水)は九州から関東で大雨や荒れた天気の恐れがあります。平野部は雨ですが、山沿いでは大雪となる所があり、新雪による雪崩に注意してください。

明日3日(日) 北海道・東北は大雪や吹雪に注意

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明日3日(日)は低気圧が東北付近を通過するでしょう。低気圧の影響で、大気の状態が不安定になりそうです。

北海道や東北の日本海側は雪で、雷を伴って降り方が強まり、大雪となる所もあるでしょう。非常に強い風や強い風が吹いて、吹雪く所もありそうです。北海道では猛吹雪の恐れもあり、交通機関への影響に注意・警戒が必要です。太平洋側も雪雲や雨雲の流れ込む所があるでしょう。北陸も雨や雪が断続的に降りそうです。山沿いでは大雪の恐れがあります。また、能登半島の地震により揺れの大きかった地域では地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨でも土砂災害に注意が必要です。

関東や東海は大体晴れますが、山沿いでは雪や雨が降りやすいでしょう。近畿から九州は日本海側を中心に雲が多く、一時的に雨や雪の降る所がありそうです。お出かけの際は雨具があると良いでしょう。

5日(火)〜6日(水)は西日本や東日本で大雨や荒天の恐れ

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5日(火)から6日(水)は前線が西日本から東日本付近に延び、前線上を低気圧が東へ進むでしょう。

全国的に天気が崩れそうです。九州から関東甲信には活発な雨雲がかかり、大雨となる恐れがあります。道路の冠水などに注意が必要です。沿岸部を中心に風も強まり、荒れた天気になるでしょう。横殴りの雨となる所もありそうです。平野部は雨の所がほとんどですが、東海や関東甲信、北陸の山沿いでは大雪の恐れがあります。新雪による雪崩に注意してください。

東北は沿岸部では雨ですが、内陸部を中心に次第に湿った雪が降るでしょう。路面状況の変化にご注意ください。電線に着雪し、停電が発生する可能性もありますので、注意が必要です。

冠水道路は危険 車での走行は避けて

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大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。

浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。

車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。