明日8日午前中は、関東は湿った雪が強まり、大雪になる所も。東京23区でも積雪となる見込み。通勤通学時間帯と重なるため、いつもより早めに起きて、余裕を持った行動を心がけてください。また、明日8日〜9日は上空に強い寒気が流れ込み、西から大気の状態が非常に不安定に。

明日8日 関東で大雪 都心で積雪の可能性 朝早く起きて情報確認を

画像A

3月ですが、関東でまた「南岸低気圧」の影響で、雪の予報が出ています。

関東から東北の太平洋側にかけては、広い範囲で雪や雨が降り、あす8日朝は関東南部の平地でも積雪となり、大雪となる所がある見込みです。茨城県では警報級大雪となる可能性が「中」程度あるという情報も出ています。また、今回は「東京23区で積雪」の可能性が高まっています。

今夜には日本の南で低気圧が発生し、明日8日朝にかけて、前線を伴って急速に発達しながら北東へ進むでしょう。
明日8日朝には、南岸低気圧の際に雪をもたらす目安となる寒気が、関東南部まで南下する見込みです。

気温が1℃でも変わると雪ではなく雨になったり、より低くなった場合は、予想よりも降雪量が多くなったりする可能性があります。
明日8日朝は、大雪の可能性を見込んで、早めに起床して、雪の情報を確認した方が良さそうです。積雪となった際には、交通に大きな影響が出ますので、十分ご注意ください。また、ノーマルタイヤでの走行は危険ですので、絶対に控えてください。

予想降雪量(関東甲信地方)

画像B

<雪の予想>
今日7日18時から8日18時までに予想される24時間降雪量(いずれも多い所)
関東地方北部の山地 8センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて 7センチ
関東地方の平地(北部・南部)、甲信地方 5センチ
東京23区 3センチ

※3月に都心で1センチ以上の積雪となれば2020年3月以来、4年ぶりです。(2020年3月29日に積雪1センチを観測)
※3月上旬に都心で1センチ以上の積雪となれば2005年3月以来、19年ぶりです。(2005年3月4日に積雪2センチを観測)

明日8日〜9日 上空に強烈寒気 大気の状態が非常に不安定に

画像C

「南岸低気圧」とは別に寒気を伴った低気圧の東進で、明日8日から9日にかけて、荒天に注意が必要です。
西日本から東日本の上空約5500メートルには、氷点下30度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。低気圧が日本海を発達しながら東に進み、明後日9日朝にかけて東北地方を通過するでしょう。

西日本や東日本では、上空の寒気や低気圧に向かって流れ込む湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、所々で積乱雲が発達する見込みです。

明日8日〜9日 西から天気急変の恐れ 関東は午後も急な雨や雷雨注意

画像D

九州は今夜から明日8日明け方まで、中国、四国から近畿は、明日朝から夕方にかけて、急な強い雨や落雷、竜巻などの突風にご注意ください。
また、北陸は夕方から雨や雪で、雷を伴うでしょう。ザっと降り方が強まることもある見込みです。関東はいったん雪や雨がやんでも、また夕方以降に天気が崩れる可能性があります。一日中、雨具を備えておくと安心です。

東北は太平洋側を中心に明日8日朝は雪ですが、日本海側は明後日9日にかけて、雷を伴って雪の強まる所があるでしょう。積乱雲が近づく兆しがある際には、天気が急変する恐れがありますので、頑丈な建物に早めに移動をするようにしましょう。