今日9日(土)は真冬の寒さになる所が多いですが、しっかりと対策を。明日10日(日)以降は、連日のようにスギ花粉が大量飛散。九州では、ヒノキ花粉の飛散が増えてきそう。

東北でも「多い」ランク

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今日9日(土)は、次第に冬型の気圧配置に変わり、真冬の寒さになる所もありそうです。寒い中でもスギ花粉が飛びやすいでしょう。

明日10日(日)以降の花粉飛散量は、四国や中国地方から関東では、連日のように「非常に多い」となっています。仙台は「多い」ランクの日が増えて、スギ花粉の飛散の最盛期となるでしょう。

12日(火)は雨が降るため、花粉の飛散は抑えられそうです。雨のあと13日(水)以降は春本番の暖かさとなり、15日(金)は九州から関東で18℃前後、東北でも15℃くらいまで気温が上がるでしょう。花粉が大量に飛ぶため、外出時だけでなく、家の中に花粉を取り込まないよう対策をしてください。

スギ・ヒノキ花粉のピーク予測

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今はスギ花粉の飛散が多いですが、3月半ばになると九州でヒノキ花粉の飛散がピークとなりそうです。東京都内でも、多摩では2月下旬頃からヒノキ花粉の飛散が確認されています。ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬の所が多いでしょう。仙台はヒノキ花粉の飛散量は少なく、はっきりしたピークは現れない見込みです。

北海道のシラカバ花粉は4月下旬に飛散開始となる見込みです。北海道のシラカバ花粉が飛び始める時期は、春(3〜5月)の気温が高いと早まる傾向があります。今年の春の気温は、平年並みか高めに推移する見通しです。このためシラカバ花粉の飛散開始は、例年並みか早いでしょう。

花粉が飛びやすい条件

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粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2〜3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2〜3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。