広い範囲でスギ花粉の飛散がピークとなっています。明日14日から週明けにかけて、関東など連日で「非常に多い」花粉が飛散する予想。花粉症の方は万全な対策をとってください。九州ではスギに加えて、ヒノキの花粉の飛散量が増えてきています。反応のある方は十分な注意を。

スギ花粉ピーク 九州はヒノキ花粉も本格化 明日も花粉に注意

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明日14日のスギとヒノキの花粉飛散予測では、スギは九州から東北まで、「非常に多く」飛ぶ所が多い予想です。広い範囲でスギ花粉の飛散がピークとなっています。また、九州ではスギに加えて、ヒノキの花粉の飛散量が増えてきました。西からヒノキの花粉シーズンに入れ替わりつつありますので、ヒノキ花粉にも反応のある方は注意をしてください。

週明けにかけて、関東や東海など、連日で「非常に多い」花粉が飛散する予想です。スギは3月中旬から下旬にかけて、ヒノキは3月下旬から4月上旬にかけてピークとなる所が多いでしょう。花粉症の方は、もうしばらく万全な対策を続けてください。

花粉大量飛散の証 悪魔のサークル 発見したら要注意

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今日13日は、雨上がりで晴れて、空気が乾燥している上に、風が強く吹き、花粉が大量に飛散しやすい条件が揃っています。
東京都心の空を見上げると、大量の周りには「花粉光環」と呼ばれる虹色の環が見られます。「花粉光環」とは、太陽の光が花粉の粒にぶつかり、光が回り込むことによって、太陽を中心に虹色の環が見える現象です。花粉が大量に飛散している日ほどくっきりと見られ、「悪魔のサークル」とも呼ばれています。今日13日は、特に虹色が鮮やかに見えています。

花粉光環を観測する際には、目をいためてしまいますので、太陽を直視しないでください。建物などで太陽の光を隠して見ることがポイントです。また、マスクや帽子、眼鏡を着用するなど対策も忘れずにしっかりと行いましょう。

花粉が飛びやすい条件

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花粉が飛びやすい条件には、大きく3つあります。

① 「晴れて気温が高い日」
スギの雄花は気温が上がると花が開きやすくなります。さらに、晴れて気温が高い日は、上昇気流が発生しやすく、花粉が舞い上がりやすくなります。

② 「空気が乾燥して風が強い日」
湿度が高いと、花粉が湿気を吸って重くなるため、遠くまで飛びにくくなります。一方、空気が乾燥して風が強い日は、都市部から離れた森林からも花粉が飛んできやすくなるため、いっそう注意が必要です。

③ 「雨の翌日以降や気温の高い日が2〜3日続いた後」
雨の翌日以降は、雨の日に飛散しなかった分と、その日に飛散する分が重なって、より多くの花粉が飛びやすくなります。さらに、雨で地面に落ちた花粉が舞い上がることもあり、いっそう飛散量が多くなるといわれます。また、気温の高い日が2〜3日続いた後も花粉がより多く飛びやすくなります。

花粉症の方は、毎日の天気予報をチェックして、花粉に備えてください。